ニット総合カタログ
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技術資料非鉄金属系材料● 粉体塗装粉末の塗料を物体の表面に付着させ、加熱によって被膜を形成させます。塗膜性能のバランスが良好で、一般の溶剤塗料と比べて機械的強度、耐候性、耐薬品性、耐食性が格段に向上します。ニットでは、ジャングルジムの金具等に使用しています。● アクリル静電焼付塗装静電塗装法とは、アースした被塗物を陽極、塗装霧化装置を陰極とし、霧化した塗装粒子を負に帯電させて、反対極である被塗物に効率よく塗料を吸着させる方法です。塗膜の強度が高く、屋外での光沢の保持性や硬度に富み、耐候性、耐薬品性、付着性にも優れています。● アルミニウム合金鋳物 : AC3A、7A JIS H5202アルミ鋳物は鉄と比較して3分の1の軽さで熱処理、下地処理、表面処理を行うことにより、丈夫でしかも錆びにくい製品となります。遊具のジョイント金具等に使用しています。全周溶融亜鉛メッキ鋼管(ポストジンク)パイプ外面は全周にわたって均一に亜鉛メッキされ、さらにその上から防錆樹脂コーティングを施す事により、二重の防錆効果があります。パイプ内面にもアルミ防錆塗装をする事で、優れた防錆効果があります。亜鉛メッキには99.995%の最純亜鉛地金(JIS H2107)を使用しており、鉛30ppm以下、カドミウム20ppm以下とほぼ皆無です。またパイプの表面のトップコートにも防錆樹脂コートを使用し、六価クロムなどの有害物質を含みません。高耐食メッキ鋼材(スーパーダイマ)メッキ層成分にアルミニウム、マグネシウムなどを含有した亜鉛合金メッキが施された、極めて高い耐食性を有する鋼材です。切断面や疵部、溶接部などにも保護被膜が形成され腐食の進行を防ぎます。さらに耐アルカリ性にも優れており、コンクリート内部での耐食性はアルミに比べて良好です。防錆メッキ塗装非鉄金属は、鉄鋼材料以外の金属のことで、アルミニウム、マグネシウム、銅、ニッケル、亜鉛、鉛、すず、チタンなどとそれらの合金が材料として用いられています。鉄メッキ層保護被膜表面処理● ジンクロメートメッキ(電気亜鉛メッキ) : JIS H8610他の金属メッキ(ニッケルメッキ等)に比べ耐食性に優れ、硬く破壊しにくい被膜を持ちます。黄色着色され表面が滑らかです。他の金属メッキ(ニッケルメッキ等)に比べ耐食性に優れ、硬く破壊しにくい被膜を持ちます。白色で表面が滑らかです。● ユニクロメートメッキ(電気亜鉛メッキ) : JIS H8610加熱して溶けた亜鉛に製品を漬け込んでメッキを行なうため電気メッキのような均一な外観とはなりませんが、亜鉛の付着量が多いため優れた耐食性を有します。● 白メッキ(溶融亜鉛メッキ) : 2種HDZ55 JIS H8641 (2種 : 付着量 HDZ55: 550g/㎡)● アルミニウム合金ダイカスト : ADC12 JIS H5302アルミダイカストとは、金型に溶解させたアルミを流し込み、高圧によって成形する方法です。寸法精度が高く、薄肉のものをつくることができ、後工程での加工を減らせるという利点があります。ニットではジャングルジムの継手金具に使用しています。● アルミニウム合金の押出形材 : A6N01SS-T5 JIS H4100アルミニウム押出形材は、加熱したアルミを金型から押出し成形します。表面はアルマイト処理を施し、軽量で耐食性に優れています。ニットでは遊具の支柱、ピクトパネルのフレームに使用しています。285

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