ついに登場! ドクターイエロー遊具――「京都鉄道博物館」

更新注目の納入事例

どんな遊具も全力を傾けてつくっており、1つひとつにいろんな想いが詰まっています。でも、大型のプロジェクトは製作期間が長く、苦労も多く、それゆえ完成したときの達成感と感動はひとしお。携わってきた人々の想いが、完成した遊具の向こうに見える気がするからです。

この2月、そんな大型プロジェクトが完成しました。
「京都鉄道博物館」
言わずと知れた京都の人気スポットです。名誉なことに、そこに設置するシンボル遊具を、私たち日都産業にお任せいただいたのです。

せっかくだから、やはり遊具も鉄道をモチーフにしたものが良い。しかも、何か特別感のあるもの――。そうして選んだのが‶出会うと幸せになれる鉄道〟として多くのファンを持つ人気車両「ドクターイエロー」です。

さて、人気車両を選んだからには妥協は許されず、遊びにくる子どもはもちろん、鉄道ファンのみなさんにも愛される存在でなければなりません。デザインを起こしてから遊具を設置するまでには、じつに多くのストーリーがありました。今回はそんな「人気スポットの遊具製作」という事例です。

本物に迫る「ドクターイエロー遊具」

青い舗装面にドンと降り立つ、鮮やかな黄色の車体――。
いざ間近にすると、本物のドクターイエローさながらの迫力と臨場感があり、今にも動き出しそうな錯覚すら覚えます。設置に立ち会われたJR西日本の方も、ドクターイエローの仕上がりに満足されているようでした。

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(京都鉄道博物館に現れた新型遊具)

ドクターイエローの車体部分だけで幅3m、高さ3m、長さ5mあります。一体物のFRP(繊維強化プラスチック)としては類を見ない大きさとなっており、事実、FRP制作業者の話によると、この車体をつくるために作業場を一部改装したそうです。

こだわったのは大きさだけではありません。遊具としてのデザインや安全面にも工夫を凝らしています。
「子どもたちがよじ登らないよう、地面から上部に向けて丸みをもたせた形状にしています」

じつはこの工夫こそ、思わぬ福音をもたらしたのです。丸みを持たせたことで柔らかな雰囲気が加わり、ドクターイエローの世界観を踏襲しながらも、「この電車カワイイ!」といった可愛らしさが増したのです。あくまで遊具ですから、たくさんの子どもに遊ばれてこそ存在感を発揮します。

「大変だったけど、やり切ったね」
無事にドクターイエローが搬入されるのを見届けると、ようやくNitto社員たちは安堵の息をつきました。なぜなら、ドクターイエローはかなりの‶大物〟のため、製作は言うまでもなく、工場からの運搬、さらには『京都鉄道博物館』への設置に至るまで様々な苦労があったからです。搬入作業は、さながら貴重な美術品を運ぶような緊張感に包まれていたのです。

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(緊張に包まれた設置作業)

このプロジェクトが動きはじめたのは去年の2月のこと。1年がかりの大仕事を終えた瞬間です。
ところで、ドクターイエロー遊具の魅力とは? ここからは裏話を交えながらご紹介します。

遊びにこだわった「京都鉄道博物館特別バージョン」

そもそも今回のプロジェクトですが、ドクターイエローをモチーフにしたとはいえ、その中身や機能はまったくの「子ども向け遊具」です。その証拠に、車体をかぶせる前の‶内部〟を写した貴重な1枚があります。
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(ドクターイエロー車体設置前の「遊具全景」)

ご覧の通り、かなりの長さがあるコンビネーション遊具です。全体の長さは16mにも及び、このなかには「すべり台」「吊り橋」「窓付きネット」「車窓パネル」といった様々な遊具が詰め込まれています。

滑ったり、登ったり、外を眺めたり、友だちとお喋りしたり――。繰り返し遊べる回遊性、そして鉄道ならではの世界観を大切にしながら、ドクターイエローのなかで遊ぶという‶特別な冒険〟をイメージしています。

「やっぱり遊具としての完成度が高くなくてはなりません。そのため、ニットでも実績の多いコンビネーション遊具の『げんきコンビシリーズ』を導入しました。もちろん『京都鉄道博物館』向けに改造しています。子どもが遊んで楽しいのはもちろん、一緒に訪れたパパやママ、おじいちゃんおばあちゃんがベンチから眺めてもワクワクする、そんなオンリーワンの遊具を目指しました」

設計に携わったNitto社員のコメントにあるように、こだわったのはあくまでも「子どもの遊び」です。ちなみに、左に伸びる黄色の長いすべり台がありますよね? このうえにドクターイエローの車体が被さることになります。後ろにも2種類の異なるすべり台を備えています。

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(電車から滑り降りる? 不思議な感覚のすべり台)

ドクターイエロー遊具の周囲には、蒸気機関車など本物の鉄道が飾られています。このため鉄道好き、遊具好きにとどまらず、訪日外国人やカップルなどどなたが訪れても楽しめる公園となっています。

お楽しみポイントは?

いくつかの隠れたお楽しみポイントがあります。例えば、ドクターイエロー部分。外からは見えませんが、なかにはローラーすべり台が隠されています。子ども目線で正面から眺めてみると、長くて、ちょっと暗くて、何だかスリリングな雰囲気が漂いますね。ここにデザイナーの意図が秘められています。

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(トンネルを抜け出て「青空へGo!」)

「トンネルのなかを走行するドクターイエローが、パッと外の世界に飛び出る。眩しくなって、思わず明るい青空を見上げる――。そんな瞬間を、すべり台を滑る子どもたちに感じてもらえたら面白いだろうと、そんな風に考えました。小さな子どもにとって、このすべり台を滑る時間は意外と長く感じられると思うんです。ドクターイエローの黄色い世界、長いトンネル、そして飛び出た瞬間をぜひ楽しんで欲しいですね」

すべり台1つにもストーリーを込めています。そして、それを可能にするのが細やかな演出。憧れのドクターイエロー、その入り口となるすべり台の踊り場は、赤と黄と銀のポップな空間でお出迎えします。

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(ドクターイエローへの「不思議な入り口」)

ここに立つだけでちょっと緊張、ちょっとウキウキ。アトラクションに乗る前の気分ですね。

ドクターイエローを囲む子どもたち

今回のプロジェクトですが、じつはドクターイエローの遊具以外にもシカケを施してあります。それはNittoが得意とする乗り物系遊具「リンクミニ」。ユラユラと揺られて楽しむお馴染みの遊具ですが、やはり鉄道をモチーフにオリジナルデザインでつくっています。

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(黒と黄色のコントラストが映える「撮影スポット」)

黒光りするボディが美しい、蒸気機関車(230形233号)のリンクミニです。このアングルからは、蒸気機関車とドクターイエロー、そしてと子どものスリーショットが完成。記念写真にオススメの撮影スポットです。このほかにも「500系」「北陸新幹線」「225系」「サンダーバード」などの鉄道系リンクミニが設置されており、合計5基がドクターイエローを囲んでいます。

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(ドクターイエロー&リンクミニ)

迫力満点のドクターイエローと、可愛らしいリンクミニの数々――。
こうして見ると、何だか親子のようで微笑ましいですね。

2020年2月、「世界でたった1つの遊具」が、ついに京都鉄道博物館にオープン。
新幹線の車内からも見えますので、チェックしてみてくださいね。


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