遊具のいろは

更新開発ストーリー

物事の初歩や基本のことを「いろは」と言います。「野球のいろは」と言えば、野球を始める際に真っ先に覚えるべきこと、野球に対する心構えといった具合でしょうか。

ところで、遊具に「いろは」があるわけではありませんが、かつてNittoには「いろはコンビ」という製品シリーズがありました。3~6歳の幼児を対象にした、低価格のコンビネーション遊具です。

「もちろん‶物事の最初〟という意味から『いろは』というネーミングにしました。『いかにリーズナブルにつくるか』『売りやすい製品にするか』など、開発にあたっては徹底的に研究しました。それは今の遊具づくりの基礎にもなっており、そういう意味では‶いろは的な遊具〟でもあります」
とは、当時開発に参加した社員のコメント。

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(コンビ遊具づくりのベースとなった「いろはコンビ」)

例えば、アイテムとアイテムをつなぐ部分はなるべく短くするという発想。上記の写真にはないのですが、「踊り場」と「踊り場」をつなぐアイテムを短くしました。材料費のコストダウンのためです。また、幼児向け製品ということでアイテム自体も小さくしました。結果として、従来品に比べて‶こじんまりしたコンビ遊具〟が完成したのですが、そこには様々なメリットも。

「全体のサイズ感が小さくなって、安全領域が稼げるようになりました。すなわち、リーズナブルという‶価格面〟のみならず、小さな公園にも設置できる‶環境面〟でも有利な製品となりました。お客さまである自治体にとっても嬉しいメリットだと思います」

余談となりますが、当時の開発陣に求められたのは、「今ある加工技術&部品&材質を用いたスピーディーな製品化」――。限られた条件のもとで最高のパフォーマンスを達成するという、きわめてビジネスに特化した体験は、社員に多くの気づきと自信をもたらすメリットもありました。

ちなみに現在Nittoには、小型&低価格&機能性が人気のコンビ遊具シリーズ「あそびっく」がありますが、その元になったのが「いろはコンビ」。その名残として、あそびっく第1号製品には「いろはA」と、かつての名前がこっそり付いています。

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(「いろはA」の名前を残す現製品)

誰も気づかないダブルネームですね。
ただ、開発者の想いを大切にする、Nittoらしいこだわりかもしれません。


*現在、一部の地域では緊急事態宣言の発令にともない、不要不急の外出自粛要請が出されています。この期間中に関しましては極力遊具のご利用を控えていただき、宣言が解除されてからのご利用をお願いいたします。

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こんな時だから、自宅で遊具を楽しむ 幾つもの顔を持つ、不思議な社員――「製造部/技術部 小倉太郎」

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