花壇が宙に浮くと、良いことがある――「レイズドベッド」

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遊具メーカーは、じつは「遊具でないモノ」も販売しています。例えば、災害時には防災グッズに早変わりする「椅子」とか、ストレッチ効果を高める「ベンチ」とか。みなさんが知らずのうちに利用している身近なモノ、便利なモノのなかには、遊具メーカーが関わっているケースが多いのです。

そんな製品の1つに、見たことはあるけど名前はよく知らない、というモノがあります。それが「レイズドベッド」。
「レイズドベッドって何? 寝るときに使う、ベッドか何かの一種?」

簡単に言うと‶地面から浮いた花壇〟です。家庭菜園に使われたり、インテリアとして人気を集めたり、知る人ぞ知る少し特殊な花壇です。

「空中に浮いた花壇」のメリット

花壇と言えば、小学校にしても家庭にしても通常は‶地面〟にありますよね? 種まきや水やりなど手入れをする際は当然ですが、屈んだり座ったりして作業することになります。しかし、こうした通常タイプの花壇には問題がないわけではありません。

「歳を取ってきて膝が痛い。腰を曲げたりしゃがんだりするのもツライ」
「お花は好き。でも車椅子のため、そもそも自力で花壇に触れることができない」

地面にある花壇は、じつは高齢者や車椅子生活の人にとってはあまり優しいデザインとは言えません。好きな趣味を楽しめないというのは、好ましい暮らしではないですよね? そこで‶誰でも楽に園芸を楽しめる〟よう設計されたのが「レイズドベッド」というわけです。
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(車椅子椅子でも簡単にアプローチできる「レイズドベッドB」)

「地面から浮いた花壇」の正体は、脚をつけて花壇を持ち上げているのです。要は、テーブルのようなスタイルに変更したわけです。何てことない発想のようですが、その効果は抜群。イラストの通り、花壇の下には大きなスペースが生まれます。これにより車椅子の人も乗ったまま花壇にアプローチし、草花の手入れを楽しむことができます。

さらに「レイズドベッドB」の優れたところは‶みんなで園芸を楽しめる〟ということ。正方形のテーブルは4つの方向にスペースが開いています。つまり、車椅子の方が4人同時に草花の手入れをできます。しかも、テーブル形状だから長時間の作業も苦になりません。

みんなでお喋りを楽しみつつ、草花を愛でる――。
地面に置かれた花壇より、むしろメリットは多いのです。

みんなで楽しめる花壇

小学校では給食を食べるとき、みんなでテーブルをくっつけ‶班〟をつくるのはお馴染みの光景ですよね? みんなで食事をすれば、やはり楽しいもの。テーブルみたいなレイズドベッドも、その特徴を活かせば同じような効果が期待できます。
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(レイズドベッドBの「3基組み合わせ」)

3基を横に並べると、みんなで楽しめる花壇が完成します。もちろん組み合わせは自由なので、横に4つ、5つとつなげていけば、より長い花壇ができます。長くなればなるほど草花も増えるため、公園や街中にちょっとした‶彩り〟を追加したい場合などに最適です。

ちなみに、レイズドベッドは1人で楽しむ長方形の「Aタイプ」もご用意しています。長方形を活かして2×3の「6基組み合わせ」にすれば、あっという間に立派な花壇が完成。さながらお花畑のような、より華やかな雰囲気が生まれます。
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(レイズドベッドAの「6基組み合わせ」)

移動に便利なキャスター付きもあります。花壇が移動できるというのも、「レイズドベッド」が持つ魅力の1つでしょう。朝は公園の入り口に置いて通勤・通学する人々に癒しを届けたり、夕方はベンチのそばに移動させて寛ぎの空間を演出したり。

あるいは広場に持ってきて園芸のワークショップを開催する、なんて使い方も良いかもしれません。すべてはアイデア次第。住民のニーズに合わせてスタイルを変えられるのも大きなメリットです。あらゆる場面にフィットする「レイズドベッド」には、川沿いの広いスペースを有効活用した事例もあります。
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(川を眺めながらの園芸が楽しめる「東京都中央区墨田川テラス」)

コンクリートの遊歩道に、ぽっかり生まれた花壇――。園芸を楽しむ人はもちろん、散歩する人やランチをとるビジネスパーソンなど、多くの人々に爽やかな香りを送っています。
*上記製品は取り扱いを終了しています。コンパクトで設置しやすいレイズドベッドA・Bタイプで同様の花壇がつくれます。

「大人も子どももみんなで楽しめる花壇って良いね」
「立ったまま草花の世話ができるのは、想像以上に楽」

「レイズドベッド」は、決して高齢者や車椅子の人のための専用デザインというわけではありません。
誰でも触れる花壇。誰にも動作が楽な花壇――。
そして、ちょっと彩りが欲しいときに追加できる、便利な花壇なのです。


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