見えないところで、いろいろ進化している

更新こうえんのはなし

帰省を控えたり、旅行を諦めたり、今年のお盆はこれまでにない休みとなりました。近年は公園に小さなテントを張って家族で過ごす「プチキャンプ」がブームとなっていますが、お盆休みを近所の公園で過ごした、という方も多いのではないでしょうか。

公園と言えば、やはり主役は遊具――。すべり台、ぶらんこ、ジャングルジムなど暑さのなかでも子どもは元気に遊んでいます。楽しくてつい遊び過ぎると、熱中症になったり脱水症状を引き起こしたりする可能性もありますので、くれぐれも注意してほしいですね。

ところで、すべり台っていつもすべり台ですよね?
ぶらんこも、いつだってぶらんこの姿をしています。

どういうことかと言うと、スタンダードな遊具ほどデザインや構造が変わらないということです。すべり台もぶらんこも製品として完成しているため、特殊なケースを除けば、何十年も同じ姿をしています。おじいちゃんおばあちゃんが乗っていたぶらんこも、今の子どもが乗っているぶらんこも、基本的な姿は一緒です。

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さほど変化していないように思われる遊具。ところが、じつは密かに進化を続けていることをご存知でしょうか?

「すべり台はすべり台。いつもと変わらないよ」
そんな子どもの声が聞こえてきそうです。
「私たちの頃と比べても、特に変わった気はしないけど・・・」
多くの保護者も首をかしげるでしょうが、それも無理はありません。遊具の進化とは「気づかない部分」や「見えないところ」で進化しているケースが多いからです。

例えば、遊具に使われる塗料――。鉄などの素材に赤や青や緑といった色を上から塗るのですが、驚くことに、毎年のように改良を加えた新製品が出ているのです。ツヤを出したり発色を美しくしたり、子どもの目には同じように見えても、じつは年々進化を遂げているわけです。

これは遊具の見栄えを良くするためですが、「安全面」においても塗料は進化を続けています。昔のタイプは亜鉛が含まれているものもありました。子どもが舐めたりした場合の健康面を考慮し、近年は無鉛タイプが増えています。

どちらも子どもや保護者はまず気づかない進化です。しかし、日本の遊具の安全に対する姿勢は徹底しており‶進化への挑戦〟はこれだけにとどまりません。利用者が「絶対に見えない部分」までこだわっているのです。

絶対に見えない部分とは、どこかお分かりでしょうか。
なんと、土の中――。

遊具を支える支柱は土の中に埋めます。土を掘らない限り、子どもが触れることはありませんよね? にもかかわらず、溶接の際に生じる鉄の小さな塊(スパッタ)を削り落としてから、土中に埋めるのです。日本人らしい丁寧な仕事ぶりによって、子どもたちの安全が守られているわけです。

すべり台で遊ぶとき。
ぶらんこに乗るとき。
こんな遊具の進化を少しでも思い出してくれたらな、と思います。


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