キャンプ場の「満場」こそ、こうえんのみらい?

更新こうえんのはなし

「本日は満場です」
お盆まっただ中の北海道。人気観光地の1つである知床のキャンプ場では、これ以上の利用をお断りする「満場」の看板が出されていました。まだ陽も高い午後のことであり、予想外のこと。事情を知らずに訪れたキャンパーもおり、やむを得ず引き返す光景がいくつも見られました。

北海道は「キャンプ天国」といっても過言ではありません。道内には無数のキャンプ場があり、なかには1つのエリアに20近いキャンプ場が集まるほど。加えて1つひとつの敷地は広く、子どもが遊ぶいつもの公園がじつは‶キャンプ可〟というケースさえあります。

北海道ではキャンプは特別なイベントでなく、暮らしの延長にあるのかもしれません。このため‶予約なし〟で訪れる人は多く、「満場」というまさかの事態に戸惑ったようです。

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(満場の看板が出された知床のキャンプ場)

「今年は新型コロナの影響もあってか、予約を取ってから訪れるキャンパーが増えました」
当該キャンプ場の関係者の話です。利用者の方でも、巷のキャンプ人気を反映して動いているのでしょうね。それでもなお「満場」というのは、やはり珍しいそうです。

さて、もはやキャンプは全国的なブームになりつつあります。とりわけ首都圏に近いキャンプ場では、「3密を避ける」「公共交通機関を利用しない」「家族や友人だけで過ごすから安心」といった理由から、土日はどこも早くから予約でいっぱいのようです。

つい先日の四連休でも、多くのキャンプ場が家族づれや友人グループで賑わっていました。久しぶりに遠出した方も多いようで、騒ぎ過ぎないよう注意しながらも‶つかの間の休息〟を満喫する笑顔にあふれていました。

「初めてキャンプに来たけど、なんか良いね!」
この10年ほどでじわじわ広がってきたアウトドア人気が、新型コロナをきっかけに「キャンプライフ」として一気に花開いたようです。

ただ、本格的なキャンプは準備が大変です。後片付けもしなければなりません。また急にブーム化したことで、予約が取りづらくなったりキャンプ場が騒がしかったり、いろんな問題も浮上してきています。できることなら、手軽にキャンプを楽しみたいですよね。

そんなときは「近くの公園」というのもアリかもしれません。実際、都会の大きな公園ではコロナ以前より、小さなテントを持ち込んで過ごす「公園キャンパー」をよく見かけます。「ポップアップテント」と呼ばれるもので、さながらワンタッチ傘のようにあっという間に完成するテントです。

コンパクトかつ軽量なため、完成したテントはそのまま移動させられます。人が増えてきたらすぐに片付けられるなど、お手軽に楽しめる点が人気のようです。ひょっとすると、公園でテレワークをしているビジネスパーソンがいるかもしれませんね。

公園には人々のリアルな暮らしがある――。新型コロナをきっかけに、世界中で消費者の行動や価値観が大きく変わりはじめています。ではこの先、日本では何が変わるのでしょうか。そのヒントは公園にあるのかもしれませんね。

*テントはほかの利用者の迷惑にならないよう注意しましょう。テントを禁止している公園もありますので、きちんとルールを確認しましょう。


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