団地のなかにはステキがある――「斜面登り」

更新注目の納入事例

「団地」といえば、日本の住宅様式を象徴するものかもしれません。1つの区画に高層の集合住宅をいくつも集め、なかには公園や集会所といった生活インフラを備えています。同じような住宅に暮らし、生活時間を共有するうちに住民同士のコミュニティが形成されるのも特徴でしょう。

つまり、団地はあたかも‶1つの街〟のような役割があります。それは必然的に子どもの暮らしにも少なからず影響を与えており、例えば遊びや友だちづくりにも現れます。

「あそこの団地の公園って面白いよね?」
「赤いすべり台で遊びたいから、今日はあの団地に集合しよう!」

子どもにとって「どんな遊具があるか」は、放課後や休日の遊び場を決める1つの‶指標〟です。団地にはたいてい公園があります。団地が違えば公園の様子も異なり、置かれている遊具もさまざまです。もしも自分の団地にある遊具が面白ければ、日頃の遊びを豊かにするだけでなく自慢にもなることでしょう。

今回は「2つの魅力で団地に個性を」という事例です。

幼児と保護者の集会所――「ままごとトレイン」

団地にはいろんな世代のファミリーが暮らしています。生まれたばかりの赤ちゃんがいれば、遊び盛りの小学生もおり、また杖をついて歩くシニアもいます。団地の公園は敷地の中央にあることが多く、利用する・しないに関わらず、住民が日常的に目にする風景でもあります。

子どもたちが公園で元気に遊んでいれば、「この団地は活気があって良いな」と元気が湧いてくるシニアもいるでしょう。子どもが少ない冬の日などは、「早く春が来ないかな」と、季節を思い出すきかっけにも。団地の公園とは、言わば住民共通のシンボルでもあります。

もちろん遊具も、いろんな住民ニーズに応えるよう設計されています。例えば、今回ご紹介する団地。いろんな世代の子どもや保護者に対応するため、「幼児向け」「児童向け」というあえて異なる2つのタイプを設置しています。

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(幼児向けとして定評のある「ままごとトレイン」)

赤と黄色のポップなデザインは、「公園を明るい雰囲気にしてくれる」「ユーモラスな姿に癒される」と言ったように‶存在自体〟が住民に多様なメリットをもたらします。

もちろん、遊具としての機能もバッチリ。見た目からお分かりいただけると思いますが、登ったり滑ったりといった運動機能を促すものでなく、幼児を集める「集客性」に優れています。子どもが大好きな電車をモチーフにしているのもそのためで、外装だけでなく‶内装〟にもこだわっています。

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(幼児の関心を集めやすい「先頭車両の丸窓」)

本物の電車ではなかなか眺めることのできない先頭車両からの風景――。だからこそ可愛らしい丸窓を設けて、幼児がいつでも見られるようにしています。いつ眺めても同じ風景ですが、そんな小さな体験に幼児はワクワクするものです。子どものなりたい職業ランキングで今なお上位にくるのは運転士、というのも納得です。

「次は運転を代わってくれる?」
ときには、電車の外で遊ぶ友だちが丸窓から声をかけてくることも。というのも「ままごとトレイン」は複数のパネルから構成される‶組み立てタイプ〟の遊具。パネルは自由に選ぶことができ、先頭車両に採用されているのは「お話パネル」と呼ばれ、まさに中と外でお喋りを楽しむためなのです。

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(ほのぼのとままごとを楽しむ「後部車両」)

「お客さん、出発しますよ!」
後部の車両は対面式のベンチシートになっています。友だちや保護者が座れば、一瞬にして運転士気分! ここで先頭車両の順番待ちをしたり、知らない子どもと喋ったり、いつのまにか電車ごっこを始めたり――。製品名が「ままごとトレイン」であるように、仮想の電車のなかで‶空想の遊び〟を促す効果もあります。

「小さな公園にも簡単に設置できる」
「これがあるだけで公園が明るくなる」
「保護者が集まりやすくなる」

上記の写真では奥にベンチが見えますよね?「ままごとトレイン」とベンチを合わせると、自然と保護者や幼児が集いやすくなり‶団地コミュニティ〟を育てる場にもなります。

急坂に現れたユニークな遊具――「斜面登り」

一方、団地には遊び盛りの小学生もたくさんいます。自分の団地にある遊具が面白ければ、やはり愛着は湧くものですよね。しかも、家の目の前にあれば毎日でも遊ぶため、知らぬ間に体力や運動能力も鍛えられるはず。今回の団地の特徴としては、公園の一角にかなりの急坂があること。

それを最大限に活かすと、こんな不思議な遊具が完成しました。あまり見かけない個性的なフォルムは、公園のシンボルにもなっています。

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(遊びもフォルムも注目の「斜面登り」)

「どうやって遊ぶのかよく分からない」
そんな声も聞こえてきそうですが、じつはそれこそが「斜面登り」のポイント。梯子があったり、クモの巣のような網があったり、段差のついた鉄棒みたいなものがあったり――。

下から落ちずに登ったり、上から降りたり、あるいは友だち同士で競ったり。どのように遊んでもよいわけで、むしろ子どもが工夫をしながら遊びを見つけることに、この遊具の奥深さと面白さが潜んでいます。

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(じつは微妙に離れているこだわりの設計)

違う角度から見ると、それぞれが微妙に離れていますよね。腕力や体力だけでなく身体の柔軟性やバランス感覚も必要で、シンプルな遊びながら飽きがこない設計となっています。身体も遊び方も未熟な小学1年生と、腕力や想像力も豊富な6年生では遊び方も異なるというわけです。

「あのお姉ちゃんの真似をしてみようかな?」
チャレンジ精神を引き出すにもピッタリの遊具です。

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(眺望に優れた上からの眺め)

急坂のうえからは、自分が暮らす団地とキレイな青空が――。
団地のなかにこんな景色があるって、何だか映画のようでステキですね。


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