宇都宮のベルモールにLRT遊具が登場!――「路面電車スライダー①」

ユニークな遊具づくりを得意とするNittoは、京都の「鉄道博物館」や高知の「ムカデ雲梯」など、施設や自治体のシンボルとなるような遊具を数多く手がけてきました。さて、昨年の秋のことですが、またもやそんなシンボル遊具を納入しました。

それは「LRT」をモデルとした遊具です。LRTとは、簡単にいえば「次世代型の路面電車」で、騒音が少ない、ホームとの段差が小さいなど、様々なメリットがあります。未来志向の乗り物を遊具に仕立てる――それだけでもワクワクしますが、今回は注目すべきポイントがあります。

なんと、実際に走行するリアルなLRTがモデルになっているのです。身近な車両が遊具として楽しめるなんて、子どもだけでなく大人まで心が躍ってきますよね? さらに驚くことには、じつはそのLRTはまだ走っていないのです。

「え? どういうこと???」

今回は「本物に先駆けてスタート」という事例のご紹介です。

リアルに先駆け、ユニーク遊具が登場!

まずはLRTの遊具をご覧ください。ライトアップされたイルミネーションを背景に、黄色のボディが美しく光っています。どこか幻想的で、ムードもたっぷり。遊具と知らなければ、本物の車両と間違えてしまいそうな存在感を放っています。

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(イルミネーション&路面電車スライダーのツーショット)

場所は、栃木県宇都宮市にある大型ショッピングセンター「ベルモール」。レストランやアパレルなど100を超える店舗が集積する商業施設です。施設の外にはアルパカと触れ合える広場「アルパカKids Park」があり、そのシンボル的な遊具として設置されました。

低い車体に、大きな窓など、確かに次世代型の路面電車という感じですね。遊具とはいえ、かなりの大きさがあり、迫力もバッチリ。十分すぎるほどのリアル感が漂います。

ところで、実際に走行するLRTなのに、まだ走っていないとは、どういうことなのでしょう?
じつは、本物の運行スタートは2022年4月(予定)から。

つまり、本物の運航に先駆けて電車の姿や雰囲気などを身近に感じてもらい、さらには遊具として楽しんでもらおう!という、粋な企画だったのです。

確かに、子どもは乗り物が大好き。しかも珍しいLRTとなれば、なおさら愛着や興味が沸くはず。まさしく市民のため、子どものためのサービスでもあるのです。

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(記念撮影する姿が後を絶たない路面電車スライダー)

昼間の姿がこちら。相当な大きさがあり、もはや遊具のワクを超えて‶博物館にある展示物〟のような気配すら漂います。ピカピカの車体を間近に見れば、多くの子どもは「こんなのが自分の街を走るんだ!」という期待を膨らませることでしょうね。

あまりにリアルなため忘れそうですが、これはあくまでも遊具。写真では見えづらいですが、なかには青いすべり台が潜んでおり、電車のなかを滑り降りることができます。

「早く走る路面電車を見たいね」
すべり台に夢中になる子ども。車体をジッと眺める子ども。そんな姿を写真に収める保護者――。真新しい、そして珍しい遊具ということもあり、設置した当初から人気と話題を集めています

しかし、この路面電車スライダーは、見た目ばかりではありません。
中身だって、負けず劣らずスゴイんです。

本物そっくりのディテールに、子どもは大喜び

子どものなかにはメカ好きも多く、小さなボタンや複雑な計器など細かなところまで見ているもの。このため、遊具のディテールも徹底的にリアルを追求しました。

例えば、運転席。パッと見では「これって本物?」と錯覚を起こしそうな仕上がりとなっています。

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(運転気分をリアルに味わえる運転席)

先頭からの景色を独り占めでき、最も気分が高揚する場所――。運転席は、言うなれば子どもにとっての‶聖地〟だからこそ、ボタンの動き方、モニターの表示内容から、運転手の時計のフォントに至るまで、限りなく実車に近づけてつくっています。

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(運転席で大はしゃぎする子どもたち) *ベルモールFacebookより転載

本物の電車であれば、絶対に入れない特別な場所。そこが自由に出入りできるとなれば、たとえ遊具であっても興奮するもの。子どもたちは笑顔が消えることなく、いつまでも夢中になって遊んでいます。

もちろん運転席だけでなく、電車を乗り降りする際のシチュエーションにもこだわっています。例えば、ドアーの造作もその1つ。

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(乗車気分を盛り上げてくれるドアー)

「ママ、カード貸して!」
思わずタッチしたくなる子どもがいるのも、分かりますよね。

本物の路面電車は2022年スタート予定

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(迫力バツグンの路面電車スライダー)

「遊具の背後に立ち並ぶ木はすべて桜です。つまり、春になれば、満開の桜並木の下を走る姿へと変わるんです。すべり台の上から桜の花びらを仰ぎ見たり、桜並木をバックに遊具と記念撮影をしたり。大変な時代だからこそ、少しでもこの遊具がみなさんの幸せにつながることを期待します」

こう語るのは、遊具の開発に携わったNitto社員。

2022年4月より、本物のLRTが走り始める予定の宇都宮市。
きっと、黄色のデザインが街を華やかに彩るのでしょうね。


ユニークな遊具に関するお問い合わせはこちら
http://www.nitto-sg.co.jp/contact/

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