アルパカやミヤリーもやってきた――「路面電車スライダー②」

前回の記事では、宇都宮市のショッピングセンター「ベルモール」に設置したユニークな遊具をご紹介しました。本物そっくりのディテールに加えて、まだ運行開始前である次世代型の路面電車「LRT」をモデルにした遊具です。

詳しくは当HPにてご紹介していますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
宇都宮のベルモールにLRT遊具が登場!

さて、今回の遊具の特徴として挙げられるのは、「設置した直後からSNSで大きな話題を集めている」ことでしょう。遊具で遊ぶ光景がいろんな情報サイトで紹介されるなど、続々と情報が拡散しているのです。

1つの遊具に関してこれほど口コミが広がるのも、珍しい現象です。ただ、そこには理由があります。
「なんで不思議なのが遊具で遊んでるの!」
遊具を‶設置した後〟にまつわる楽しいエピソードがあふれているからです。

そこで今回は、設置した「後のお話」、さらには普段は見ることのない設置する「前のお話」をご紹介したいと思います。

不思議なお客さんがやってきた!!

多くの自治体と同じく、宇都宮にも「ゆるキャラ」がいます。その名は「ミヤリー」と言い、性格は上から目線で毒舌、好物はギョーザだとか。そんな不思議なキャラクターの本物?が、路面電車スライダーで遊ぶためにやってきたのです。

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(まさに箱乗り状態のミヤリー) *ミヤリーTwitterより転載

妙にしっくりする光景に、「ミヤリー専用の乗り物?」といった声も聞かれます。車体とミヤリーのサイズが見事にマッチしていること。そして車体デザインとミヤリーのカラーリング、この双方の色合いに違和感がないからでしょうね。

いずれにしても、宇都宮のシンボルであるミヤリーが、これから街のシンボルとなるLRTに一足お先に‶乗車〟したことで、幸先の良い出発となりそうです。

もっと珍しい乗客もやってきました。
・・・アルパカです。

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(モニターチェックに余念がないリンちゃん) *ベルモールFacebookより転載

「よ~し、今のところ正常運転だよね~」
とでも考えているのでしょうか。モニターを覗き込む後ろ姿は、まさに真剣そのもの。

なお、運転席に立つアルパカですが、じつはぬいぐるみでなく本物!新しい遊具ができたとの噂を聞きつけ、パカパカと歩いて訪れたらしいのです。名前はリンちゃん(女性)。

「そもそも、なぜアルパカが来るの?」
それは、遊具が設置されているのが「アルパカKids Park」という、アルパカと触れ合える広場だからです。生のアルパカに出会えるだけでも珍しいのに、まさか遊具にまで載せてしまうなんて、自由で素敵な場所ですね。
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(妹も連れてきていたリンちゃん) *ベルモールFacebookより転載

リンちゃんですが、じつは妹のランちゃんまで連れてきていたのです。よほど遊具に興味を惹かれたのか、妹思いの優しい性格なのか、仲良しな姉妹です。
「この電車、広いよね~」
「それよりさ、子どもがこっち見て笑ってるよ~」

本物のアルパカ2頭が余裕で入れる広さや、リアルを追求した運転席など、子どもにとってはまさしく「本物に近い遊具」に映るのでしょうね。

繊細にしてダイナミックな遊具の組み立て

子どもや保護者、ミヤリーやアルパカなど、すでに多くの人の心を掴んでいる路面電車スライダー。ここからは、そんな遊具が「設置される前」にちょっと戻ってみましょう。

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(いざ、組み立て作業スタート)

寸法はピッタリ合っているだろうか――。
車体は無事に搬入できるだろうか――。

路面電車スライダーは、完成された状態で運ばれてきたわけではありません。すべり台や車体や階段などパーツごとに工場でつくり、それらを現地まで運んで組み立てて完成に至ります。現場における作業は、繊細でありダイナミックでもあります。

遊具は何よりも安全性が最優先されます。完璧につくっている支柱ですが、確認のため現場でもしっかり検査します(写真左)。どんな大きな遊具も、最初は何もないところからスタートします(写真右)。巨大な遊具を支えるだけでなく、元気な子どもの遊びも守り続けるわけですから、とにかく繊細かつ丁寧な仕事ぶりが要求されます。

一方で、ダイナミックな仕事ぶりが際立つのも遊具の世界――。例えば、車体の搬入。クレーンを使って運び込むのですが、その光景は遊具というより、もはや実際の車体を扱うような緊張感に包まれます。

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(ようやく姿を現した路面電車スライダー)

車体が無事に着いてからは、狭いところに潜り込んだり細かな作業と向き合ったりと、再び地道な作業を繰り返すことになります。

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(車体の細部までぬかりなく組み立て中)

車体のなかで作業をする人がいれば、それを持ち上げる人、さらには監督する人までいます。このように、大勢の人が関わって1つの遊具がつくられています。

遊具は見てもらい、遊んでもらって価値を発揮するものです。
これから末永く、多くの市民から愛されることを願います。


ユニークな遊具に関するお問い合わせはこちら
http://www.nitto-sg.co.jp/contact/

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