絵になる健康器具――「パラレルハンガー」

公園に設置された遊具のなかには、そこにあるだけで「絵になる」という場合も少なくありません。例えば、昔よく見かけたタコのすべり台などは、公園のシンボル的な役割を果たしたというエピソードをよく聞きます。誰からも愛されたという意味では、その遊具は住民共通の「風景」になっているわけです。

あるいは、決して広い公園ではないけど、団地の子どもが必ず遊んだぶらんこというものもあるでしょう。大きくなり遊ばなくなっても、見かけるたびに幼い頃を想い出すのであれば、その遊具はみんなの「記憶」かもしれません。

遊具という製品の特性を挙げるなら、使う・使わないにかかわらず、長年にわたって設置されることにあります。周囲のビルは建て替えられたのに、公園の遊具はそのままというケースもあります。だからこそ遊具は、街の風景になったり記憶の一部になったり、いつしか「絵になる」のではないでしょうか。

その一方、「何かカッコイイ」「つい遊んでみたくなる」など、設置した当初から「絵になる遊具」もあります。これはこれで嬉しいものです。というのも人々の関心を集めること、より多くの人に利用してもらうことは、遊具の使命でもあるからです。

Nittoではそんな遊具を多数つくっていますが、意外なところでは「絵になる健康器具」というモノもあります。

グッドデザイン賞にも選ばれた「パラレルハンガー」

そもそも「健康」は、Nittoとして力を注いできたテーマの1つ。その歴史は古く、遊具メーカーとして初の公園用の健康器具を開発するなど、この分野ではパイオニア的な存在です。いろんな製品を世に送り出していくなか、絵になるモノという観点からデザインに磨きをかけたのが「パラレルハンガー」です。

20210120_HH-07_01.jpg
(シンプルに美しい「パラレルハンガー」)

鮮やかな緑色、そして優雅な曲線美は、どことなく芸術作品を彷彿とさせます。何の変哲もない公園に置かれていたら、公園の利用者はもちろんのこと、通りがかりの人まで興味を引くかもしれません。事実、その個性的なフォルムは人気を呼び、グッドデザイン賞にも選ばれたほど。

「でも、どうやって使うのだろう?」
奇抜なデザインゆえに迷いそうですが、もちろん健康器具としての機能もバッチリ。

コンパクトなのに本気度バツグン

「コンパクトなのにいろんな運動ができる!」
というのが、ロングセラーとなっている理由です。

「パラレルハンガー」の長さはわずか2メートルほど、さらには幅も両手を軽く広げた程度と、非常にコンパクト。にもかかわらず、「ぶら下がり」「懸垂運動」「足上げ腹筋」など、身体の基礎を鍛えるトレーニングが一通り行えます。加えて平行棒をうまく利用すれば、本格的な筋トレからバランス運動まで多彩な運動が楽しめるというわけです。

20210120_HH-07_02.jpg
(2人でも使える便利な設計)

「誰かと一緒に行えるのもポイントです。運動の大切さは分かっていても、1人だとどうしても長続きしないことってありますよね? その点『パラレルハンガー』なら家族や友人など、仲の良い人と同時に楽しむことが可能です。中高年の方の場合ですと、友人同士で公園にきてまずはウォーキングで一汗流して、最後にストレッチや筋トレを兼ねてこの器具を使うというパターンが多いようです。二人で使えて、しかも自分の好きなように鍛えられる。ありそうでなかった点が人気の秘密のようです」
とは、Nitto開発者の弁です。

確かに、1人で健康器具を使うのって、気恥ずかしい時もありますよね。そんな悩みまで解消するのが「パラレルハンガー」という製品。絵になる健康器具なら、トレーニングだって絵になるかもしれませんね。

余談ですが、グッドデザイン賞を受賞したのは1988年のこと。当時は支柱が木製で、鉄部は赤と青というデザインでした。スタイリッシュな現行品も良いですが、温もりとスポーティーさが同居する旧製品のファンも多いようです。

20210120_HH-07_03.jpg


「パラレルハンガー」に関するお問い合わせはこちら
http://www.nitto-sg.co.jp/contact/

アルパカやミヤリーもやってきた――「路面電車スライダー②」 若者のみなさん、溶接って面白いですよ!――「製造部 澤田竜二」

このページのトップへ