音楽ライブあり、ワークショップあり、シニア向けイベントあり――。ワンストップで何でも楽しめる近年の大型商業施設は、さながら遊園地のようです。今回ご紹介するのは、そんな遊園地化した大型商業施設にピッタリの事例です。
小さな成長を見守る、小さな遊びの庭「キッズフォレスト」
その名の通り、「子どもの森」をイメージしてつくりあげた広場です。趣向の異なる3つの遊具がバランスよく配置されており、男の子も女の子も、パパもママも、そしておじいちゃんおばあちゃんまで家族みんなで楽しめます。
1つ目の遊具は、「リトルフォレスト」。本格的な遊びを多彩に備えた幼児向けの複合遊具で、赤いすべり台、青いらせんのすべり台、緑のうんていと、カラフルな姿は遠くからでも人目を引きます。子どもがどこにいても保護者の手が届く安心設計のため、子どもの集中力を遮ることなくダイナミックな遊びをサポートできます。
(リトルフォレスト)
2つ目の遊具は、3歳以下の乳幼児を対象とした「りぐりぐ」が集まる人気エリアです。「第11回キッズデザイン賞」も受賞した可愛らしいデザインだけに、多くの子どもの興味を引きます。なかでも「いもむしすべり台アン」は、子どもが思わず近寄っていくほどの人気で、「階段を上る」「滑り降りる」という一連の行為を自然と覚えます。
(いもむしすべり台アン)
そして3つ目が「こびとのせかい」。不思議な小人の世界をイメージしたエリアです。いもむしの背中に乗ったり、大きな葉っぱに隠れたり、子どもは「自分だけの小さな冒険」に出かけます。時間を忘れて遊ぶとはまさにこのこと、必死に手足を動かし、時おり空を見上げて想像を巡らせるなど、貴重な体験となるようです。遊び終わる頃にはすっかり笑顔でいっぱいです。
(左よりぴょこぴょこ/くるくるパネル/たっちカウンター)
じつは、保護者にもウケがいいのが「キッズフォレスト」の特徴です。森をイメージしたディテールにもこだわっており、ショッピングの合間やランチの後など、一息つくにはうってつけの「癒しスポット」になっています。
夜の森って、どこか神秘的ですよね。パパと息子で男同士の話をしたり、ママと娘でのんびり夜空を眺めたりと、「自分だけの夜遊び」を楽しむ場所としても密かな人気を集めています。また、遊具そのものが可愛いため、インスタ映えを狙った夜景スポットにも最適です。
子どものワクワクを引き出す「見える施工」
私たちが工事において最も気を付けるのは「工事前」「工事中」「工事後」という3つのフェーズをシームレスにつなぐことです。
今回の納入事例では、大変お客様が多い商業施設だったため、最も気を付けたのは「お客様との接触」です。こうした事態を未然に防ぐため工事前には綿密な計画を立て、また工事中は、搬入・搬出に際しては時間制限を設けました。
ただし、どうしても工事というのは無機質な感じを与えてしまいがちで、音や振動はときに商業施設の雰囲気を妨げてしまうこともあります。そこでフェンスバリケードのオールメッシュフェンスを採用し、接触や強風に対応するだけでなく、あえて施工の状況を通行人やお客様に見てもらうことにしました。
「何か不思議な遊具がいっぱいあるね」
「完成したら、絶対に連れてきてよ!」
徐々にできていく「キッズフォレスト」の姿を、子どもたちはフェンス越しにワクワクしながら覗いていました。
私たちは、売って終わりというメーカーではありません。むしろ「売ってから始まる」というスタンスです。工事後の点検や修理といったアフターケアはもちろん、遊具の追加や遊具にまつわるご相談など様々なコンサルティングを行っています。
キッズフォレストパース
キッズフォレスト遊具配置図
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