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ターザンのように叫びたくなる、激ムズ遊具――「カイトレール」

2019年05月31日ピックアップ製品
  

公園にある遊具といえば、ぶらんこやジャングルジムなど「誰でも簡単に遊べるもの」というイメージが強いかもしれません。男の子も女の子も、小さな子も大きな子も、性別や体格に合わせて楽しめるケースが多いからでしょう。

ところが、なかなか遊ぶコツを掴めない「激ムズの遊具」というものもあります。
「ちょっと、私たち日都産業に挑戦してみない?」
というワケではありませんが、あえて難易度の高い遊具をつくり、子どもたちの冒険心や探求心を引き出したりすることもあります。

それが「カイトレール」。
ロープにぶら下がり、レールをぐるりと滑走するシンプルな遊具なのですが、「何度やってもうまく回れない!」「何でこんなに難しいの?」など、楽しい悲鳴が続出。なかには、毎日のように通って‶自主練〟する子どもまで。

さて、何がそれほど難しく、そして子どもたちを惹きつけるのでしょうか。

「1周できたらすごいね!」のシンプルな楽しみ

お時間がある方は、ぜひYouTubeにアップした1分の動画をご覧ください。「カイトレール」の遊び方を紹介しています。

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https://youtu.be/VNQs1e1PkAY
(カイトレールで遊ぼう!By 日都産業)

レールの滑走距離は8.6メートル。勢いよく走ってロープにぶら下がれば、簡単に1周できそうなもの。ところが、なぜか途中でパタリと止まってしまうのが大半なのです。更に勢いをつけてもダメ。足を高く上げてもダメ。子どもたちは工夫を重ねて何度も挑戦しますが、それでもうまくいかない。

その答えは、あえてここでは明かしません。でも、どうやら「どの時点でぶら下がるか」というタイミングにあるようなのです。「あります」でなく「あるようです」と曖昧な言い方をするのは、じつは私たち日都産業の社員ですら「1周できる人が少ない」からです。

「それって難しすぎない?」
思わずそんな疑問が浮かびそうですが、これにはワケがあります。
大人だから――。体重が重かったり身体が硬かったり、いろんな理由が考えられます。

いずれにしても「カイトレール」は子ども用に設計されているため、‶子どもでなければうまくできない〟という辺りも、この遊具の醍醐味と言えるでしょう。

YouTubeの紹介動画では4人の女の子が「1周チャレンジ」に挑んでいるように、男の子だけでなく女の子も、そして1人でなくみんなでワイワイ楽しめる面白さがあります。

工場脇で生み出される新製品

新しいタイプの遊具をつくる際は、安全性の確認や器具の動作確認など、いろんな検証作業が必要です。そのため試作品をつくると、まずは工場脇に設けた‶テストコース〟で、私たち日都産業の社員が自らテストを行います。試行錯誤を繰り返しつつ、何度も改良を重ね、「これはイケる!」と思った遊具のみ商品化に至ります。

20190530_kite02.jpg
(様々なテストの末に生み出された「カイトレール」)

ちなみに、YouTubeの動画に出てくる風景こそ、じつはテストコース。大人では気づかない使い勝手や率直な意見を聞くため、実際に子どもに遊んでもらいながらテストをすることもあります。やはり、子どもの声に耳を傾けるのが一番の秘訣です。

「カイトレール」は無事に商品化されましたが、もちろん試作段階でボツになった遊具も多数あります。テストコースでは、日々大人が器具にぶら下がったり、笑ったり、走ったり、悲鳴を上げたり。一見すると奇妙な光景に映りますが、いたってマジメな製品開発の最中なのです。

「カイトレール」の魅力と言えば、流れゆく風景、揺れる青空、そしてターザンみたいな浮遊感――。
もし見つけたら、ひとまずロープを掴んで走ってみてください。
「アーアーアーーー!」
思わず、叫びたくなるはず。


立地やニーズに合わせ、様々なタイプのロープウェイ遊具をつくっています。お気軽に下記よりお問い合わせください。

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