遊具は子ども向け――。しかし、公園にある遊具がすべての子どもにピッタリ合うかと言えば、そうとも限りません。例えば、ジャングルジム。
幼稚園や保育園くらいの子どもの場合、登ろうとしても鉄パイプに微妙に手が届かなかったり、降りようとしたら足元がギリギリつかず不安定になったり。ジャングルジムが大きくて困った経験があるのではないでしょうか。
それもそのはず、一般的なジャングルジムが想定しているのは「6~12歳」の小学生。この世代の体格に合わせて設計されているため、同じ子どもといえども幼稚園児などにはやや大きいのです。
でも、やっぱりジャングルジムって面白いですよね。日本語に訳せば「枠登り」と呼ばれる通り、3歳くらいになると、子どもたちは高いところに登りたくてウズウズするもの。隙間を見つければくぐり抜けたくなるもの。もしかすると、ジャングルジムのてっぺんに登るのが、子どもの最初の夢かもしれません。
そんな子どもたちの好奇心や運動欲求を満たし、成長をサポートするのが遊具メーカーの責務。そこで開発したのが、幼稚園や保育園向けの専用モデル。その名は「タイニージャングル」。
小さいけど本格的な「登りの体験」
タイニーは「小さい」という意味。すなわち、一般的なジャングルジムをダウンサイジングしたのが「タイニージャングル」です。では、どのくらいのサイズ感なのでしょう。実際に見比べるとよく分かります。まずは6~12歳向けの一般的なジャングルジムを見てみましょう。
(かなり高く、冒険的な「ジャングルジム」)
登っている2人の子どもを見ると、ちょうど手を伸ばした先に上段の鉄パイプがあり、下段の鉄パイプにはしっかり足がついています。つまり、子どもの体型とサイズがピッタリで、登りやすく降りやすいのが分かります。とはいえ、てっぺんまで登った子どもの視界は相当に高いはず。これぞジャングルジムならではのスリリングな体験でしょう。
一方、3~6歳を対象とした「タイニージャングル」は、ぐんと低くなっています。
(3~6歳を対象とした「タイニージャングル」)
地面に立つ女の子の頭と、ジャングルジムの三段目のてっぺんはほぼ同じ高さ。上の方に腰掛ける男の子の高さも、子どもの目線ほどしかありません。つまり、ジャングルジムの構造はそのままに、全体を低く設計しているわけです。これなら保護者や幼稚園の先生も安心ですね。
しかも、高さを低くしただけではありません。じつは3~6歳の体格に合わせて隙間も狭くしています。このため登るにしてもしっかり手が届き、また降りる際も確実に足がつく。筋力や体力がおぼつかない子どもに優しい設計となっています。
いろんな登りがあります
ジャングルジムの基本的な機能は「登る」「降りる」「くぐる」という3つ。そこにちょっと遊び心を加えるだけで、いろんなタイプのジャングルジムが生まれます。
例えば「バナナジャングル」。立方体のみで構成するのでなく、バナナのように湾曲した鉄パイプを加えることで、より自由に、よりダイナミックに、身体を動かすことが可能です。
(木登りのような遊びを楽しめる「バナナジャングル」)
てっぺんまで登ったら、滑って降りるのも楽しいかも――。そんな子どものニーズに合わせてつくったのが、ジャングルジムにすべり台を取り付けた「コンビジャングル」。スタンダードな遊具同士のコラボレーションは、シンプルながら子どもウケは抜群。
(幼稚園や保育園で大人気の「コンビジャングル」)
これら3つのジャングルジムは、すべて幼稚園や保育園向けの専用商品です。「園児の興味を思いっきり伸ばしたい!」「園児の体格に合わせた遊具が欲しい!」という幼稚園や保育園からの引き合いが多いのは、やはりジャングルジムが「バランスの取れた遊具」だからでしょう。
様々なタイプのジャングルジムをつくっています。お気軽に下記よりお問い合わせください。
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