ここ最近、「鉄棒」が熱いようです――。
と言っても‶温度〟の話ではありません。それはYouTubeでの話題。颯爽と飛び降りる「グライダー」や、身体を曲げず腕だけで回転する「大車輪」など、鉄棒を使った‶大技〟を披露する動画が数多くアップされているのです。
懸命に練習する風景を流したり、見事に大技をキメた瞬間を収めたり――。動画の主役の多くは、改めて鉄棒の楽しさに目覚めた若者や大人が多いようです。
その一方、「逆上がりが上手にできない」という子どもの声を反映し、逆上がりのコツを紹介する動画も根強い人気を集めています。そういえば、逆上がりを教える教室なども増えていますね。
このように、子どもから大人まで、幾つになっても熱中できるのが「鉄棒」のいいところ。よく考えると、ぶらんこやシーソーなどと異なり、「体育の授業」になっている数少ない遊具でもあります。
改めて、鉄棒の魅力とは何なのでしょうか。
高さと数によって、様々なタイプがあります
鉄棒に必要なのは、腕力と握力――。さらには「ぶら下がる」「回転する」「地面を蹴る」といった運動も必要で、知らずのうちに全身の筋力が鍛えられます。シンプルな遊具ながらメリットは多々あり、これが体育の授業に組み込まれている理由かもしれません。
さて、鉄棒には様々なタイプがありますが、主に2つの基準で分類できます。1つは高さ。「低鉄棒」「中鉄棒」「高鉄棒」といった具合に分かれており、高さに応じて選べるようになっています。ちなみに低鉄棒のもっとも低いバーは90センチしかなく、3歳程度から遊べる設計になっています。
(かわいらしい「低鉄棒」)
身体が大きくなって筋力も発達してくると、自然と子どもたちはダイナミックな運動をしたがるようになります。そこで出番となるのが「高鉄棒」。使いこなすには相当の運動能力が要求され、もっとも高いバーでは2.2メートルにも達します。
(ちょっと高嶺の花の「高鉄棒」)
もうひとつの基準は、1つの鉄棒に何本のバーがあるか――。つまり「数」です。一般的に、鉄棒は‶間〟という単位で表します。上の写真のようにバーが3つあれば「3間鉄棒」、2つなら「2間鉄棒」と呼ばれます。よく見かける標準タイプは3間ですが、なかには6間、さらには10間といった巨大なタイプもあります。
(見た目にも壮観な「10間鉄棒」)
鉄棒の高さやバーの数は、もっぱら遊ぶ子どもの年齢や設置スペースによって決まるもの。ところが、鉄棒のデザイン自体が少々異なるタイプもあります。支柱が真っ直ぐでなく、曲がっているのです。
(弧を描いたデザインが独特な「曲柱鉄棒」)
はじめから角度がついているため、「逆上がりがしやすい」といったメリットがあります。かわいらしいデザインも魅力のようで、とりわけ低学年を中心に人気のタイプです。
Nittoの鉄棒「3つのこだわり」
鉄棒は、子どもの全体重を支えなければなりません。何年も使われるため高い耐久性が求められるほか、素材そのものも健康に配慮する必要があります。
腐食に強く表面もきれいな「支柱」。ボルトやナットが鋳物のなかに収まって突起がない「ジョイント」。六価クロムの含有量が低い「バー」――。長く、楽しく、健やかに遊んでほしいからこそ、「Nittoの鉄棒」はいろんな不安にしっかり対応しています。
(3つのこだわりが詰まった「Nittoの鉄棒」)
子どもの頃の遊びや体験が、のちの運動能力や暮らし方にまで影響を及ぼす、と言われています。読書好きだった子どもは、大人になってからも本をよく読むというケースによく似ています。「鉄は熱いうちに打て」なんてことわざもありますね。
鉄(棒)は若いうちに励め――。
こんなことわざはありませんが、鉄棒が今、改めて見直されているようです。
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