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ニットらしい幸せって何だっけ?――東京都テレワーク取材

2019年09月06日お知らせ
  

少子高齢化、労働力人口の減少、副業の解禁――。今、会社を取り巻く環境は大きく変わろうとしています。これまでの働き方が見直されており、「残業時間を減らそう」「仕事と生活を両立させよう」など、新たなテーマが浮上しています。

「テレワーク」もその1つ。週の数日ほど自宅で働く「在宅勤務」、外出先やカフェなどで働く「モバイル勤務」、オフィス以外の遠隔勤務地で働く「サテライトオフィス勤務」――。‶時間や場所を有効活用する働き方〟として注目を集め、すでに導入している企業も増えています。

私たち日都産業も、常に時代に合わせた働き方を模索しており、まさにテレワークの導入も検討を始めたところ。ちょうどそんな取り組みが、東京都が発行する冊子「都内企業に学ぶテレワーク実践事例集」で紹介されました。

「ニットって働きやすい会社なのですか?」
そんな質問に答えるべく「Nittoのテレワーク」を簡単にご紹介します。

2タイプで見つけたメリット

「デザイン課の社員2名が出産して育児休業に入ったけど、さて、業務をどう回そうか・・・」
テレワークを検討するキッカケは、そもそも現実的な問題から生まれました。デザイン課は4名。そのうち2名が休業に入るとなっては、業務への支障も少なくありません。

そこで採用したのが「2タイプの在宅勤務」という手法。1名のデザイナーは、週3日程度の在宅勤務。一方、もう1人のデザイナーは空いた時間を業務に充てるというフレキシブルなスタイルで、月10日ほどの在宅勤務となりました。

異なるスタイルの方が、社員の感想を聞けたり職場の反応を確かめたり、テレワークの効果を検証しやすいと考えたからです。ちなみに2名の社員の働き方に関しては、総務部の社員1名が‶管理者〟としてサポートすることにしました。

「相談や打ち合わせを出社日に集中させ、むしろコミュニケーションが円滑になった」
「通勤時間が削減されたことで、そのぶんを家事や子どもとの時間に使うことができた」
「子どもと一緒に公園で遊んでいるうちに、デザインの新たな発想が生まれた」

多くのメリットを体感できたのは、やはりITの力が大きいです。これまで使っていなかった「チャットツール」や「Web会議」を活用したり、終業時の業務報告を「画面キャプチャ」で代用したりするなど、業務の効率化において‶新たな工夫〟が生まれたことも大きな成果です。

スタートからそろそろ1年という現在、2名ともに「決まった週2日の在宅勤務」というスタイルに落ち着いています。もしかすると、この働き方がテレワークの基本形になるのかもしれません。

「ニットで働くことが幸せ」を探して

今回のテレワークは、東京都の「モデル実証事業」に参加して行いました。メリットばかりでなく幾つかの課題も浮かんだのですが、改めて気付かされたのは、毎日何気なく行っている「働く」ことに含まれる、かけがえのない価値や楽しみ。

テレワークと言うと、何かと利便性や時代性といった‶新しさ〟に目が向きがちですが、じつは今の業務の進め方、あるいは同僚との関係など、いい意味での‶古さ〟を実感できる機会としても最適です。

私たち日都産業が目指すのは、「ニットで働くことが幸せ」。
仕事も楽しく、成長を実感し、ステキな笑顔の毎日――。
そんな会社を目指して、引き続き「Nittoらしいテレワーク」の制度化に向けて進んでいきたいと思います。

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