子どもの世界が大きく変わってきています。とりわけIT化の浸透は著しく、すっかりスマホを使いこなすのが当たり前になっていますよね。来年からは小学校でのプログラミング教育が必修化されるなど、ますます子どもたちは忙しくなりそうな気配です。
確かに、便利な世の中はステキです。しかしその一方で、子どもの世界から‶消えつつある文化〟も少なくありません。その代表が「道くさ」ではないでしょうか。日が暮れるまで公園で遊んだり、時間を忘れて友だちとお喋りをしたり、隣町まで小さな冒険をしたり――。
「道くさしないで、早く帰ってきなさいよ!」
ドラえもんの世界でも、お母さんの決まり文句と言えば、やっぱりこんなフレーズでしたね。それほど子どもにとって「道くさ」は楽しく、自由で、刺激的な時間。もしかすると、成長に欠かせない‶貴重な体験〟なのかもしれません。だって、子どもしか味わえないのですから。
「道くさ」がしづらくなってしまった現代において、せめて子どもらしい‶自由な時間〟を味わって欲しい――。
そんな想いから、私たち日都産業が開発した遊具があります。その名も「道くさのせかい」シリーズ。
「小さくてシンプルな遊具なのに、子どもがなかなか帰ろうとしない」
お母さんを悩ませる? 不思議なシリーズです。
コンパクトだけど大きい? ユニークな植物たち
「道くさ」が少なくなった原因は、子どもを取り巻く環境の変化ばかりとも言い切れません。例えば、遊具を設置する公園スペースの制約など、社会インフラ事情も関係しています。そこで浮かんだのは「狭いスペースでも最大限に遊べる」というニーズ。
すべての遊具が大きな必要はないのでしょう。むしろ公園の立地や自治体の事情を考えるなら、‶フレキシブルに設置できる、多彩でコンパクトな遊具〟の方が経済的であり、子どもたちも喜ぶのではないだろうか――。
「道くさのせかい」シリーズは、そんな逆転の発想から生まれただけに、作り方も遊び方も逆転的です。例えば、「雲梯はタテに長いもの」というのが常識ですが、その長い雲梯をグルリと丸めたら、とてもコンパクトになりました。
(小さいけど長い雲梯「たんぽぽ))
丸くしたおかげで、遊具の設置スペースは劇的に狭くなりました。だからといって雲梯の遊び機能が失われたわけでなく、丸い輪に沿ってぶらさがって進めば、しっかり楽しめる設計です。また、「たんぽぽ」という名前の通り、お花をモチーフにした緑と黄色の可愛らしいデザインも特徴です。
(子どもを夢中にさせる絶妙な傾斜)
子どもがぶら下がっているイメージ図を見れば、まさしく雲梯ですね。微妙に傾斜があるため、遊びながらも確実に腕力や体力を伸ばすことができます。
さて、コンパクトながら、いろんなタイプの製品が揃うのが「道くさのせかい」のポイント。ペッタンコなのに面白い、シンプルだけど複雑――。隙間で遊ぶ「はな」も人気がある遊具の1つです。
(公園にピンクの花が咲いたような「はな」)
(超コンパクトな安全領域)
登ってよし。くぐってよし。ブラ~リと休んでもよし。
明確な目的がないあたりが、かえって良いのかもしれません。
世界観が生まれる不思議なシリーズ
丸い雲梯の「たんぽぽ」。自由なタイプの「はな」――。お気づきかと思いますが、自然に生える植物をモチーフにしているのが「道くさのせかい」という製品シリーズ。じつは、この‶自然な世界観〟に多くの支持が集まっています。
理由の1つは‶街に統一感が生まれる〟ことです。どれもが植物をモチーフにした遊具。そしてコンパクトだから、公園の狭いスペースに簡単に追加できます。つまり、いろんな公園に「道くさのせかい」を設置していくだけで、「あ、ピンクの花がある!」「こっちはたんぽぽだよ!」「葉っぱの遊具もある!」と、いつの間にか統一した世界観が生まれるのです。
自治体にとっては、街に新たな彩りが生まれて嬉しいですよね。さらにはコンパクトな遊具のため「維持管理が容易」「騒音問題がない」というメリットもあります。基本的に単柱ですが、外側に一回り大きい鋼管を溶接して二重パイプにして、強度を上げています。
人気を集めるもう1つの理由は、子どもの視点から。
「なんか小人の世界に迷い込んだみたい」
「ホントに豆の木って、空まで登れるのかな」
大きなたんぽぽにぶら下がったり、ピンクの花の上で休んだり。あるいは、童話「ジャックと豆の木」にヒントを得たよじ登る遊具「まめの木」まであります。「道くさのせかい」がもたらす不思議な世界観は、子どもにとって非日常の体験となり、想像力をかきたてるようです。
「道くさしていいから、たっぷり遊んでおいで」
こんな決まり文句があるって、幸せではないでしょうか。
子どもたちに夢と時間をお届けするのが、「道くさのせかい」という遊具シリーズです。
いろんなタイプの「道くさ」を揃えています。お気軽に下記よりお問い合わせください。
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