本が売れない時代と言われる現代ですが、とあるジャンルの本だけ人気が落ちていません。それは「絵本」です。
読み聞かせの効果が認められ、絵本をカリキュラムに取り入れる教育機関が増えています。
あるいは、
「眺めているだけで落ち着く」「じつは人生の本質を突いているのでは?」など、絵本が有する‶ほっこり感〟や‶教訓〟に改めて注目する大人も増えています。
そうした世の中の動きはさておき、実際、絵本の魅力ってどこにあるのでしょうか?
もしかすると、ストーリーの善し悪しはもちろん、「絵本と向き合う時間」にこそ、人々は魅力を感じているのではないでしょうか。
やたら大きく、ずっしり重い絵本。
ページをめくるたびに広がるのは、カラフルでのんびりとした世界。
忙しいときに、あえて絵本を開こうとは思いませんよね。では、絵本が読まれる時ってどんな場合でしょう。
子どもを寝かしつける直前の、家族くつろぎの時間。
休日の、ちょっと余裕があるタイミング。
時間を持て余した子どもが、ふいに独りで幻想に浸るとき。
親子で一緒に眺めたり、子ども自ら絵本を開いたり。そんなのんびりした時間や暮らしこそ、子どもにとっても大人にとっても‶ココロの健康〟になっているのではないでしょうか。忙しい現代ゆえに、本能的に絵本が求められているのかもしれません。時間の使い方がポイントなのでしょうね。
「ちょっとだけ公園」というシンプルな発想
「週に2~3時間、自然のなかで過ごすだけで、ココロもカラダも健康になる」――。
およそ2万人を対象にしたイギリスの研究結果です。
「そりゃあ、空気が澄んで景色もキレイな場所なら、誰だってリラックスできるよ。でも現実的には、特に日本では、そんな簡単に自然と触れ合えないよ」
思わず、そんな愚痴が聞こえてきそうですよね。しかし、この研究のポイントは‶自然の定義〟にあります。
自然というと、人里離れた山奥とか観光客のいない海とか、何となく遠い田舎や壮大なスケール感を想像しがちですよね? ところが、ここでいう自然とは、そんな大げさなものではありません。
「自宅から近い公園」――。
拍子抜けするほど‶身近な自然〟で構わないのです。要は、屋外に出て風を感じたり、陽を浴びたり緑を眺めたりと、たったこれだけで「自然のなかで過ごす」という要件を満たすそうです。何とも意外な感じがしますが、実際のところ「日常的に近所の公園に行く人」は血圧が低く、睡眠時間は長く、また糖尿病などにもかかりにくいそうです。
週に2~3時間、近所の公園へ行く。
そう考えると、とてもお手軽な健康法ですよね。さらに嬉しいことには「週に2~3時間」という部分。決して‶一度にまとめて2~3時間取る〟必要はなく、例えば「1日30分」など、数日に分けても構わないそうです。
健康になりましょう――。
近年いろんなところで耳にするフレーズ。それは良いこと、正しいこと。というのは頭では理解していても、やはり特別な運動をしたり食事に気を付けたりとなると、何となく億劫になりますよね。
でも、そんな難しい話はさておき。
「いつもの暮らしのなかに、ちょっとだけ公園を加える」
例えば、通勤の途中、ちょっと寄り道して公園のなかを歩いてみる。
あるいは、近所のスーパーへの道すがら、公園をぐるりと一周してみる。
これなら、明日からでも実践できますよね。
‶近所の公園〟がたくさんある日本って、やっぱりステキですね。
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