私たち日都産業は、基本的には公園や小学校といった公共施設をメインに遊具を販売しています。ただし、ご要望があれば、安全性を確認したうえで個人宅へ販売することもあります。
「どうしても自宅に高鉄棒を設置したいのですが、可能でしょうか?」
昨年も、そのようなお問い合わせがありました。「高鉄棒」とは、大人でもぶら下がれる背の高い鉄棒のことで、懸垂をしたり、さらにはそのまま逆上がりをしたり、難易度の高い運動が楽しめるとあって、一部の大人から密かな人気を集めています。
「可能ですが、どのような事情からでしょうか?」
今回は、「個人宅への遊具販売」というレアな事例です。
Nittoマークがつないだ偶然の依頼
昨年のことです。とある住宅メーカーから1件のお問い合わせがありました。
「今度、自宅を新築するお客さまがいるのですが、空きスペースに高鉄棒を設置したいと言うんです。調べたところ、ニットさんは高鉄棒をつくっているようですが、一般への販売は可能でしょうか?」
「個人宅に高鉄棒? いったいどういうことでしょう?」
「お客さまが通っているスポーツジムに高鉄棒があって、筋トレに便利で気に入っているらしいんです。せっかく自宅を新築するなら、ぜひとも自宅に高鉄棒を置きたいと考えていらして」
「ところで、なぜニットに依頼を?」
「たまたまそのお客さまが、近所の公園で三角形を重ねたような『ニットマーク』を見かけて、何か縁を感じたそうです」
住宅メーカーの話によれば、いろんな遊具メーカーにあたってみたのですが、どうも個人への販売には消極的な企業が多かったそうです。
「分かりました。ウチでお引き受けさせてください」
お客さまから鉄棒に関するご要望をお聞きすると、その仕様にも強いこだわりを持っていることが分かりました。スポーツジムで使っているのと‶同じもの〟が欲しいと言うのです。そこで「幅」「高さ」「素材」まで吟味し、それらの条件に合わせて図面を作成し、私たち日都産業が直接、ご自宅まで設置に伺いました。
(これが自宅にあるって驚き!)
新居の引き渡しに合わせ、高鉄棒の引き渡しも行いました。さながら新築を祝う‶サプライズ遊具〟のようで、私たちにとっても思い出深い事例となりました。それにしても、マイカーならぬ「マイ鉄棒」って、誰も持っていないし、充実した健康的な暮らしがイメージできて、何かステキですよね。
じつは遊具って、個人宅にも合うのです
遊具の魅力に取りつかれたケースは、鉄棒に限りません。例えば、ユラユラ揺れる子ども用遊具「リンクミニ」。パンダやコアラなどいろんなタイプがあり、「カワイイ」「ほんわかする」など、大人からも人気を集めています。設置上揺らすのは不可能なため、子どもが乗る部分のみをインテリアとして、自宅のマンションポーチに置いているケースもあります。
(アマゾンの配達員も驚く「マイリンクミニ」)
毎朝、自宅の2階からすべり台で降りられたら楽しい――。そんなユニークな発想から、自宅にグルグル回るすべり台を設置したケースもあります。
(子どもが喜ぶ「マイスライダー」)
健康器具を自宅の庭に設置したり、オリジナルデザインのぶらんこをつくったり――。
一切の妥協をしない遊具メーカーだからこそ、個人宅にも安心ということなのでしょうね。
個人宅に販売していない遊具もあります。お気軽に下記よりお問い合わせください。
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