無料の写真共有アプリ「インスタグラム」が世界的に広まっています。もちろん、日本にもその波はやってきています。タピオカと一緒に自撮りする女の子、観光地をバックにした友達グループ、観光地の絶景など、もはやブームから‶文化〟へと変わりつつあります。
写真を通して世界中の人々と交流する。写真の検索から最新トレンドを見つける。写真を投稿することで自己表現を楽しむ――。高価なカメラも要らず、高度なテクニックも必要としない、気軽な写真だからこそ、多くの人が夢中になっているのでしょうね。
さて、インスタで特徴的なのが#(ハッシュタグ)。写真につける‶識別記号〟のような役割を持っており、特定の#を付ければそれに興味のある人に見てもらえ、あるいは自分が見たい写真を簡単に探せます。
例えば「#タピオカ」と投稿すると、より多くのタピオカ好きの人々にアピールできます。反対に「#タピオカ」で検索すれば、他の人が投稿したタピオカ写真がたくさん見れます。つまり、人気があるモノやコトほど1つの#に対する投稿も盛んということです。
いろんな#が存在するインスタですが、じつは遊具に関する投稿が盛んであることをご存知でしょうか。実際に「#遊具」で検索すると、ポップな青いすべり台だったり夕陽をバックにしたジャングルジムだったりと、個性的な写真が圧倒的な数で迫ってきます。
その数、じつに9万件以上(2020年2月7日現在)。そのほか「#遊具遊び」「#遊具デビュー」など、遊具にまつわる投稿は多数あります。
なぜ、これほど遊具が注目を集めているのでしょうか。
1つは、公園という自然な立地とそこに存在する遊具という構図が、そのまま「絵になる」からでしょう。晴れていれば青空は眩しく、植物の豊かな緑ありカラフルな花があり、公園が持つ開放感も加わります。雨の日は雨の日で、曇の日は曇の日らしい雰囲気を醸します。
要は、街中にあるいつもの公園は、さながら‶天然の写真スタジオ〟というわけです。お気に入りの角度で、好きな遊具を撮れば、誰でも簡単に‶インスタ映え〟が狙えます。
(幻想的なグリーンのなかの少女)
2つめは、やはり遊具たちの「個性的なデザイン」ではないでしょうか。すべり台、ジャングルジム、シーソー、ぶらんこ、鉄棒――。遊具には豊富な種類があり、またそれぞれが形やデザインが異なるため、写真の被写体として‶映え〟るに違いありません。
さらには、カラフルなコンビネーション遊具があれば、レトロな雰囲気漂うぶらんこがあり、アート作品のようなすべり台まであります。どの遊具を選ぶか。どんな構図にするか。編集はどうするか。そんなことに趣向を凝らすのも遊具ならではかもしれません。
(ビンテージな赤いぶらんこと影)
ちなみに今の若者は何かを探すとき、グーグルで文章検索するより「インスタで写真検索」するのが普通だそうです。今後はますます写真の重要性が高まりそうですね。
「この遊具の〇〇なところが好き!」
遊んで楽しい、はもちろんのこと「インスタにあげても楽しい」のですね。遊具って。
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