先日、杉並区にあるNitto本社に中学生のみなさんがやってきました。目的は、社会科見学です。
「素晴らしい技術を持つ企業への職場訪問を通じて、職業や将来の進路を考えるきっかけとする。また社会マナーを身に付けるとともに、学習のまとめを行う力を身に付ける」
このようなご連絡を事前に校長先生からいただき、受入を担当する総務部長は少々緊張しながら当日を迎えることになりました。というのも、このような職場訪問は初めてのことだったからです。生徒さん自らネット検索をしてNittoを見つけてくれたそうで、数ある企業のなかからNittoを選んでくれたのは嬉しいことです。
さて、当日は男子4名、女子2名の6名がやってきました。みなさん中学1年生とのことで、まだピカピカの学生服に眩さを覚えながら、私たち日都産業にとってもステキな体験となりました。
Nittoという会社、遊具づくりの仕事
安全と品質を重視したモノづくりの会社――。まずは遊具メーカーであるNittoの会社紹介を行いました。遊具や健康器具などの「製品紹介」、設計図や製造工程などの「仕事紹介」、さらには安全教育に取り組む「活動紹介」――。1つの遊具をつくる裏側には多くの社員と多くの仕事、そして多くの気持ちが関わっていることをお伝えしました。
「生徒さんが一生懸命に話を聞いてくれて良かった」
とは、総務部長の弁です。生徒さんが分かりやすいよう資料を準備して臨みました。
(自作の資料による「会社紹介」)
中学一年生と言えば、今は部活や勉強で忙しい日々を送っているのでしょうが、つい最近まで公園を元気に走り回っていた子どもたち。すべり台やぶらんこやジャングルジムなど、いろんな遊具で遊んだことでしょう。知らずのうちにNitto遊具で遊んでいたのかもしれませんね。
「大人になっても遊具の想い出が残ってくれると良いな」
そんなことを思い浮かべながらの会社紹介でした。
初々しい質疑応答
会社紹介の次は、生徒さんとの質疑応答の時間です。みなさんネットでNittoを調べてきており、それぞれに質問を用意してくれていました。子どもらしい質問から、こちらが思わず苦笑する大人びた質問まで。短い時間ではありましたがお答えするなか、最も印象に残っているこんな質問もありました。
「仕事のうえでいろいろトラブルがあると思いますが、どんなトラブルがあったか、いくつかお話していただけますか」
まるで大人の世界を見通すような質問にドキリとしましたが、次のように答えました。
「社内では常にトラブルがあります。ただ、会社や製品をより良くするため、悪いところをなくすためには必要なことであり、それが会社というものです」
トラブルを乗り越えるためには、「みんなで力を合わせる」「知恵を出し合う」「諦めない」ことが重要であり、この地道な繰り返しこそが「働く」ということ。そんな想いでお答えしました。
(みんなで協力してつくった「遊具の数々」)
とりわけ遊具は、多くの子どもが遊ぶだけに安全が最優先される製品です。安全に使ってもらうため様々な努力を続けています。
生徒さんたちは一生懸命に質問を考えてきてくれたのでしょうね。質問する際のちょっと緊張した姿がとても礼儀正しく、そして初々しく、学校の先生方がしっかり指導されている様子が感じられ、とても気持ちの良い時間でした。
工場でお待ちしています!
翌日、中学校の先生から御礼の連絡をいただきました。何より嬉しかったのは、「生徒たちが工場の方も見学したいと話していた」ということです。Nittoは遊具メーカー、図面を引いたり溶接をしたり部品を組み立てたり、モノづくりの会社です。ぜひ工場に来て、その‶息吹〟を感じていただきたいと思います。
(社会科見学に訪れたみなさん「北区立神谷中学校」)
遊具や健康器具は、「子どもに喜んでもらえているのか」「シニアのお役に立てているのか」など、目で見て実感できる分かりやすい製品です。
「自分の子どもと自社製品で遊んでいるときは、この仕事をやっていて良かったと思います」
生徒さんには、最後にこんなことをお伝えしました。世の中にはいろんな仕事があります。これから社会に出ていくなかで、少しでも今回の経験が心に残ってくれたら幸いです。
北区立神谷中学校のみなさん、ありがとうございました!
ぜひ工場見学にいらしてくださいね。
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