近年、地球環境に対する世界的な関心が広がっています。昨秋に発生したオーストラリアの大規模な森林火災は、年が明けてもなお続いています。気候変動に関して10代少女の訴えが話題になっています。日本に目を転じても、昨年の強烈な台風の記憶は新しいかと思います。
常に環境を大切にした行動を心がける――。もはや個人にも企業にも当然の取り組みと言えるのではないでしょうか。不要になったモノや資源を回収して再利用する「リサイクル」もその1つ。日本では古くから各所でリサイクルのシステムが発展しており、もちろん遊具メーカーであるNittoも積極的に取り組んでいます。
例えば、ポリエチレン複層板。品質にこだわるNittoでは、水や紫外線に強く、屋外で使用しても発色や強度の劣化が少ない材料を使用しています。切ったり削ったりと様々な加工を施しますが、その過程で発生する端材はリサイクルへと回してポリエチレン素材となります。
(手前=ポリエチレン複層板の製品、奥=端材)
また、これとは別に環境面への配慮から、廃プラスチックと廃木粉を主原料とした「合成木材(リサイクルウッド)」も使用しています。
(リサイクルウッドの吊橋)
(リサイクルウッドの傾斜板)
リサイクルウッドは耐候性や耐朽性などに優れており、このほか公園のスロープやベンチの座板に採用されるなど、公園に適した材料でもあります。
また、リサイクルはプラスチックだけにとどまりません。例えば、鉄やアルミニウムなどの材料はもちろん、段ボール、さらには汚れの少ない紙ゴミ「ミックスペーパー」も回収してリサイクルに回しています。ちょっと変わったケースではシーソーの座板も。
(定番遊具もリサイクルへ)
「何が変わっているの?」
それはリサイクルの行き先で、動物園です。最近は減ってきましたが、シーソー座板を加工する際に出るおがくずを「羽村市動物公園」に寄付することもあります。というのもNittoの工場は羽村市にあり、言わばご近所さん。つまり、リサイクルすると同時に地域貢献という意味合いもあります。
ちなみに座板はヒノキ。ヒヨコやモルモットなど小動物の「寝床」にされているそうです。特有の良い香りが動物にも子どもにも喜ばれていると嬉しいのですが。
「まだまだ地球環境に優しい取り組みはあるはず」
素材を工夫したり、長寿命のモノづくりを徹底したり――。Nittoではいろんなエコ活動を行っていますので、またご紹介します。
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