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Nittoのエコ活動②――部材

2020年03月10日開発ストーリー
  

Nittoのエコ活動として、前回は「①リサイクル」をご紹介しました。遊具づくりの過程で発生する端材をリサイクルに回したり、段ボールやミックスペーパーを回収したりするなど、様々な面から取り組んでいます。すでにあるモノを回収し、再びモノとして形を変えて使う――。すなわち‶資源の再利用〟こそリサイクルの本質であり、再利用が進めば進むほど、1つの資源がもたらす価値は増加します。

他方、「環境を大切にする」というエコ観点をさらに踏み込めば、そもそも‶資源の使用量〟に着目する必要もあります。簡単に言えば「使用量を減らせば、環境にも優しくなる」という発想です。同等の製品をつくるのに一方では「10の資源」を必要とするのに対し、もう一方が「5の資源」で済むなら、後者の方がよりエコ活動は優れていることになります。

使用量を減らすにはいろんな方法がありますが、Nittoが主軸として据えるのは「長寿命設計」という考え方。設計の段階から‶長持ちするモノづくりを徹底しよう〟という取り組みです。寿命の長い製品をつくれば、それだけ不要な買い替えはなくなり、資源の使用量の削減にもつながります。

遊具はいろんな部材から成り立っており、まずは「部材の耐久性」にこだわることが長寿命設計につながります。
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(優れた耐久性を実現した厚肉メッキの「構造部材」)

例えば、遊具を支える支柱。とりわけ重要な部材ですが、地面と接する部分は特に腐食しやすいポイントです。JIS規格に適合した高品質な鋼管で組まれた頑強な構造部材に防食処理を施し、優れた耐久性を実現しています。

さらには、可動部品や特殊部品などは強度計算や性能データだけでは測れません。そのためNittoでは設計条件を厳しくしたオリジナルの可動試験や強度試験を行い、耐久性と安全性を確実にしています。
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(部材の性能を確実にする「厳格な試験」)

「なぜニットの製品はこんなに頑丈なの?」
昔からこんな質問をよく受けます。実際、驚くほど長持ちする遊具も少なくありません。その裏には、部材にこだわる「長寿命設計」という発想があり、元をたどれば‶多少コストが高くても安全のため、子どものため〟という、贅沢で頑固な職人魂があります。

頑丈なモノづくりが、一番のエコ活動――
長く愛用できるうえコストも抑えられるので、じつはお客さまのニーズに寄り添う発想でもあります。


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