いつの時代も、どんな街でも、子どもから圧倒的な人気を集める「すべり台」――。どんな公園を訪れても、必ずと言っていいほど、すべり台の周囲には子どもの笑顔が溢れています。ところで、通常のすべり台は平地に設置されているのが普通ですよね? そして、長さもほどほどのすべり台が大半でしょう。
しかし、すべり台のなかには「何これ? スゴイ!」と、思わず目を丸くする豪快なタイプも存在します。それは傾斜地に設置された「斜面用すべり台」。例えば、自然の長い丘陵を活用したり、公園の急斜面のうえに設置したり。
「斜面を利用すれば元からの傾斜があるため、すべり面をグンと長くできます。さらには、すべり台の踊り場を高所に設定できるから、景色も大きく変わります。つまり、長くて高い『斜面用すべり台』は、相当な迫力を味わえる特別なすべり台というわけです」
今回は、兵庫県にある2つの事例をご紹介します。
大迫力の高さ&眺めが人気の「キリン公園」
「キリンの首のうえを滑ってるみたいで楽しい!」
「滑ってるあいだ、ずっとドキドキが止まらない!」
「面白くて1日で20回も滑った!」
設置して以来、子どもたちから圧倒的な人気を集めるのが、兵庫県川西市の「キリン公園」にある斜面用すべり台です。キリン公園の名前から分かる通り‶長いキリンの首〟をイメージしてつくりました。
(キリンの首をイメージした「斜面用すべり台」)
写真の通り、とにかく長いすべり面が特徴です。初めて見た人の殆どがそのフォルムに圧倒されるように、遊び面のみならず‶見た目にも冒険的〟な、希少性の高いすべり台です。「スキーのジャンプ台みたい」という感想も聞かれますが、それも決して大袈裟ではないような気がします。
(高さにも仰天するキリン公園のシンボル)
横から見ると、さらに驚くのがその‶高さ〟です。すべり面自体が斜面のかなり上方にあるため、「空のうえを飛んでるみたい」と、より高さを感じる設計となっています。ちなみに、脇にある階段はざっと40段ほど。階段を登ってはすべり台を滑り、また登っては滑り降り――。繰り返し遊ぶだけでも、かなりの運動になること間違いなし。
黄色の美しいデザインと類を見ない存在感は、今や公園のシンボルになっています。
自然なフィーリングを感じる「一庫唐松公園」
斜面用すべり台のポイントは、傾斜や環境をうまく活用すること。どんな遊具もそうですが、環境や条件が異なれば、フィットするすべり台も異なるというわけです。次にご紹介するのは、なだらかな長い傾斜と豊かな自然が美しい、兵庫県川西市「一庫唐松公園」の事例です。
すべり台とは、滑走するスリルを楽しむだけでなく、「周囲の景色を楽しむ」「心地よく風を受ける」など、自然なフィーリングを感じられる遊具でもあります。例えば、空を眺めて青の美しさに惹かれたり、モヤモヤしていた気持ちが吹き飛んだり、急に何か面白いことを閃いたり――。
特にすべり面が長くなれば長くなるほど、子どもの‶体感時間〟も長くなるわけで、フィーリングの良さもポイントになってきます。
(桜と風とすべり台のハーモニーが美しい「一庫唐松公園」)
春になれば、長いすべり面を滑りながら桜を眺めることができます。暖かな風を頬に感じたり、木々の若い香りに気づいたり、周囲で遊ぶ友だちの声が聞こえたり――。体感時間が長いからこそ、子どものいろんな感覚が刺激されることになります。
「そう言えば、あの公園の桜はキレイだったな」
大人になったとき、ふと、斜面用すべり台が‶想い出のベース〟になることもあります。
遊具として楽しく、記憶として楽しく――。これが「斜面用すべり台」のメリットかもしれません。
いろんな斜面用すべり台の実績があります。お気軽に下記よりお問い合わせください。
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