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遊具の域を超えた! 本格的な壁――「ボルダリング」

2020年05月15日注目の納入事例
  

遊具という製品は、基本的にお客さまのニーズや子どもの年齢に合わせてつくります。公園をご覧いただけばお分かりかと思いますが、遊具は誰でも安心して遊べる設計やデザインになっています。

ところが。
ときには、みんながアッ!と驚く意欲作を手がけることも。
その1つが「ボルダリング」という、スポーツ性を重視した遊具です。

とある小学校向けにつくった製品ですが、本格的すぎるデザインや高い難易度に大きな関心が寄せられています。

「もはや遊具の域を超えてる!」
「今の子どもって、こんなスゴイ遊具で遊べて羨ましい!」
「これをウチの子どもがクリアーできたら、何か嬉しい」

今回は、そんなスポーツをコンセプトにした「意欲的な遊具」という事例です。

*現在、緊急事態宣言の発令にともない、不要不急の外出自粛要請が出されています。この期間中に関しましては極力遊具のご利用を控えていただき、宣言が解除されてからのご利用をお願いいたします。

Nittoからの挑戦状?

製品名の「ボルダリング」とはもちろん、岩や人工の壁面などを登るクライミングスポーツに由来しています。名前の通り、スリルたっぷりのクライミング体験をそのまま‶遊具で再現しよう〟というわけです。

さて、そんな意欲作をご紹介する前に、とある遊具のこともお伝えしたいと思います。というのも、じつはすでにクライミングをコンセプトに開発した製品を発売しているからです。

20200514_Bouldering01.jpg
(手軽にクライミングを楽しめる「ポップロック」)

「街中にいながら冒険気分が味わえる」など、子どもや保護者から評判の良い遊具です。すでに当HPの記事「子どもたちよ、ミライをよじ登れ」にて詳しく紹介していますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

ここからが本題。
それでは、さらにクライミングを本格的に再現したら、どんな遊具になるのだろうか――。
その答えがこちらです。
20200514_Bouldering02.jpg
(壁のごとく立ちはだかる「ボルダリング」)

もはや説明不要の、無骨でストイックなつくりです。これが屋外でなければ、どこかのスポーツジムと錯覚するほどの本格的なフォルム。

「もう遊具の域を超えてる!」
といった驚きの声が上がるのは、無理もないことかもしれません。初めて目にした人のなかには壁の感触を確かめつつ、まじまじと上方を眺め、感心したようにため息をつくことも。なぜなら、壁の高さは3.6メートルにも及ぶためです。

小学生5年生の平均身長は約140センチメートル。この落差からも高さが想像できるでしょうし、まして入学したての1年生にとっては、まさしく‶巨大な壁そのもの〟に映るに違いありません。

ちなみに傾斜角ですが、緑色のタイプはわずかながら傾斜(80度)があるものの、黄色いタイプは見事なまでの垂直! 最後の到達点であるGOALは約2.4メートルに設定されています。腕力に自信のある子どもですら、さすがに尻込みするのではないでしょうか。

「勇気を出してチャレンジしてごらん?」
さながらNittoからの挑戦状のようです。

意欲作だからメリットもいろいろ

これだけの意欲作ゆえに、開発前から設置後に至るまで、「ボルダリング」にまつわるエピソードは尽きません。例えば、「遊び方」に関してこんな工夫を凝らしています。

「よく見ると分かるのですが、じつは黄色いタイプも緑色のタイプも、壁半分で分割した左右のホールドが同じ配置になっています。つまり、2人並んで競争したりチームを組んで競ったりとか、友だち同士あるいはクラス対抗戦など、遊び方は無限大に広がります」

遊具の「設置後」には次のようなこともありました。
「ホールドの指が掛かりやすい部分をすべて左向けにしていたため、右手で持ちやすいホールドがありませんでした。加えてホールドが若干薄く、予定より難易度が上がっていたのです。お客さまからのご意見をいただきまして、どちらも修正しました」

言い換えれば、遊具を設置した後からでも‶難易度の上げ下げ〟が可能というわけです。子どもの体力がついてきたらハードな設定に変えるなど、より長く効率的に遊具をご利用いただけるメリットがあります。最近は持ちやすい新型ホールドを準備しており、みんなが楽しめるソフトな設定も検討しています。

20200514_Bouldering03.jpg
(未来のオリンピック選手を育むかも?)

「何だか怖そう」
反対側から見ると黄色いタイプのハードさは一層際立ち、ちょっぴり不安げな子どももいます。ただし、そもそもボルダリングは非日常かつ刺激的なエクストリームスポーツの一種。エクストリームとは「過激」「極端」といった意味を持ち、当然ながらこうしたスポーツに不安や恐れはつきまとうもの。そこで大切なのは、チャレンジ精神だったり好奇心だったり、あるいは楽しもうという気持ち。

「もう5年生になったし、ちょっとチャレンジしてみようかな」
こんな気持ちが生まれたときこそ、子どもの成長を確認できるのかもしれませんね。なぜなら、1年生の頃には‶巨大な壁〟だったのですから。


*現在、緊急事態宣言の発令にともない、不要不急の外出自粛要請が出されています。この期間中に関しましては極力遊具のご利用を控えていただき、宣言が解除されてからのご利用をお願いいたします。

Nittoは、子どもの楽しむ気持ちを引き出す「意欲的な遊具」を得意としています。

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