新型コロナウイルスの感染拡大が始まってから、すでに2カ月ほどが経ちました。外出自粛により多くの混乱が生まれる一方、「自宅でも楽しめる」をポイントにした新たなサービスや取り組みが広がっています。当初は、単に有料サービスをネットで無償提供するといった「ネット無償型」が目立ちましたが、自粛が長期化するにつれて「これは本当に便利!」「意外と楽しい!」など、かつてない斬新なサービスも増えているようです。
消費者と深くつながるために――。
多くの企業が社会に貢献したい、少しでも平和を感じてほしいと、知恵を絞っているからでしょうね。
じつは、こうした取り組みは決して新しいものでなく、古くから地道に取り組んでいる企業も珍しくありません。自動車メーカーもその1つ。自宅でペーパークラフトを楽しんでもうおうと、各社はホームページに無料でダウンロードできるサービスを行っています。
(ペーパークラフトに挑戦する女の子)
とあるNitto社員の子どもも、GW期間中にさっそくペーパークラフトに挑戦してみました。お金はかからず、集中力がアップし、なおかつ親子で楽しめる――。元々はCSRの一環として始まった面もあるのですが、「製造プロセスが学べる」「作品を飾って楽しめる」「自社ブランドに愛着を持ってもらう」など、随所に自動車メーカーらしい発想が詰め込まれています。
「Nittoでも遊具のペーパークラフトを公開できたら、全国の子どもに喜んでもらえるかも」
などと思いつつ、遊具にまつわる‶つくりもの〟がないか調べてみると、意外なほど多く存在することに驚きました。
例えば、「折り紙」。言わずと知れた日本の伝統的な遊びですが、なんと「ぶらんこ」や「すべり台」、さらには「シーソー」まで折り紙でつくれるらしいのです。
「どうやって、あの複雑なフォルムを再現するの?」
と思われるでしょうが、ポイントは‶複数枚を使う〟ことにありました。折り方を紹介する専門サイトがあり、それによると「ぶらんこ」の場合は2枚、「シーソー」は3枚の紙でそれぞれパーツをつくり、組み合わせて1つの‶遊具〟になります。ちなみに「すべり台」はわずか1枚で完成します。
「一体どうやって?」
ご興味のある方は「折り紙 すべり台」でぜひ検索してみてください。いろんな折り紙があるので、見るだけでも楽しいです。
さらには紙だけでなく、まさかの「遊具のプラモデル」までありました。素材がプラスチックとなって完成度は格段に上がり、「ジャングルジム」「コンビネーション遊具」「リンク遊具」など、本物さながらの世界観は圧巻です。鉄道模型のジオラマに使われることが多いらしく、完成度が高いのも納得ですね。
折り紙にしてもプラモデルにしても、思うことは一緒。
「やっぱり遊具って面白いよね」
本物の遊具で思いっきり遊べる日が訪れることを願いつつ、みなさまにおいてはどうぞ慎重に、そして健康にお過ごしください。
*現在、一部の地域では緊急事態宣言の発令にともない、不要不急の外出自粛要請が出されています。この期間中に関しましては極力遊具のご利用を控えていただき、宣言が解除されてからのご利用をお願いいたします。
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