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サグラダ・ファミリアに、ぶらんこ。

2020年06月02日こうえんのはなし
  

スペインでもっとも有名な観光スポットといえば、やはり「サグラダ・ファミリア」でしょう。ガウディの未完作品であり、1882年に着工を開始してから今なお建築中という、世界でも類を見ない教会です。空に向かってそびえたつ壮麗な姿は、訪れる人を一瞬にして別世界へ誘うのでしょう。

そんなサグラダ・ファミリアの足元には公園があり、地元の子どもでしょうか、仲良くぶらんこで遊んでいます。こんな世界的な観光地に公園があるとは驚きです。

20200602_sagradafamília.jpg
(サグラダ・ファミリアの目の前で遊ぶ子どもたち)

世界的な建築と、日常的な遊具――。背後にそびえるサグラダ・ファミリアが主役のようであり、ぶらんこで遊ぶ子どもが主役のようでもあり、なんだか不思議な感じがする写真です。

「高価なカメラがなくても、今のスマホなら十分綺麗な写真が撮れますよ。大切なのはテーマ。花でも風景でも犬でも、自分の好きなものをテーマに選ぶと上達します」
あるカメラマンは、写真撮影の秘訣をこんな風に語ります。

確かに好きなモノなら、5年10年と長期に渡って撮影を続けられるので、自然と技術は上がるような気がします。対象とするモノに関して詳しいぶん、個性的なアングルを知っていたり素敵なタイミングを狙えたり、写真に個性が生まれやすいかもしれません。

上の写真を撮った人にテーマがあるとしたら、建築物なのでしょうか、子どもなのでしょうか。ひょっとすると公園かもしれませんし、遊具かもしれません。それは分かりませんが、非日常的な世界のなかに溶け込んだ子どもの何気ない姿は、決して特別ではないけどなぜかキュンとします。こんな時代だからこそ、遊具のある普通の暮らしが特別に思えるのかもしれませんね。

エッフェル塔、ピラミッド、万里の長城、アクロポリス、クレムリン、ピサの斜塔――。そこに公園があるのかは知りません。でも、世界中の観光地にある遊具の写真を集めてみたら、ちょっと楽しそうですね。


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