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ぶらんこシェア4割のひみつ

2020年06月12日開発ストーリー
  

国土交通省HPに掲載されている「都市公園における遊具等の安全管理に関する調査」によると、日本国内で10年以内に新設されたぶらんこは約1万台だそうです。やはり定番の遊具、相当な数に上るのですね。でも、少々気になることが。

「そのくらいなの? もしかするとNittoのシェアは結構高いのかもしれない」
そこで調べてみたところ、Nittoが過去10年に販売したぶらんこは約4千台。すなわち、この10年で見れば、日本の公園に設置された‶ぶらんこの4割はNitto製〟ということになります。

なぜ、これほどシェアを高めることができたのか――。
その背景には「3つのこだわり」が評価をいただいているのではないか、と考えています。

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(左より「①吊金具」「②ロックチェーン」「③フックカバー」)

①「吊金具」とは、ぶらんこのチェーンを吊るす部材です。従来のタイプは、定期的にオイルを入れる必要があり少々面倒でした。対してこちらの製品はグリスを封入して無給油を可能にし、劇的にメンテナンス性を高めました。「ボールベアリング」を吊金具に採用した点において画期的であり、Nittoはこの分野ではパイオニア的な存在です。

また推奨交換サイクルは7~10年と、普通のタイプに比べて圧倒的に長い‶長寿命〟も好評。「世界でも売れる吊金具」と呼ばれています。

②「ロックチェーン」とは、ぶらんこのシートを吊る鎖の一種です。業界では珍しいのですが、ロット毎に強度試験を実施し、さらには強度を保証する証明書を発行しています。子どもを支える重要な部材であり、お客さまに安心と信頼をお約束しています。

③「フックカバー」とは、その名の通りチェーンのフック部分につけるカバーです。フックには取付のための隙間があり、またいたずらなどによりチェーンが外れる危険性があります。フックの上からカバーを被せるだけで、こうした危険を排除できるわけです。いたってシンプルな発想ですが、じつは世の中になかった製品であり、Nittoが特許を取得しています。

――などなど、「ぶらんこシェア4割」を支えるこだわりを紹介してきたのですが、実際のところ一番嬉しいのは、消費者の率直な感想だったりします。例えば、ぶらんこのシートにある‶Nittoマーク〟の話題もそう。

「このマークなら知ってるよ!」
「昔からぶらんこは、たいていこのマークだったよね?」
子どもから保護者、さらには祖父母のみなさんまで、じつに多くの方が覚えてくれているのです。

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(みんなの記憶に残る「Nittoマーク」)

マークの話題になると、「いつも日が暮れるまで遊んでいた」「どこまで高く上がれるか勝負した」など、思い出話に花を咲かせる方が多いこと、そして記憶が鮮明なことに驚かされます。ぶらんこは定番の遊具というだけでなく、人々の想い出を呼び覚ます装置の役割もあるみたいなのです。

人々の想い出のなかに、ちょっぴりNittoがいることは、シェアより嬉しいことです。


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