先日、公園に関するユニークな記事を見つけました。
「タイヤ公園」のタイヤはどこからくる? 全国にあるタイヤ遊具の謎に迫る!
「タイヤ公園」とは、もちろん通称。昔から全国各地に、廃タイヤを土のなかに埋めたり積み上げたりして遊具にしている公園がありますよね? その総称です。そして記事では、廃タイヤがどのように集められるかを紹介しています。
クルマに関する専門サイト「くるまのニュース」に掲載された記事で、公園などの遊具業界でなく自動車業界からの視点というのが関心を引きました。
(令和の時代も、タイヤ遊具は健在)
記事によれば、古くなったタイヤは産業廃棄物であり、処分するにも費用がかかるそうです。このため子どもの遊び道具として‶有効活用〟したのが始まりとか。確かに、企業にも自治体にもメリットはありそうですね。ちなみに廃タイヤは、建設会社や自動車修理工場などタイヤを大量につかう企業などから集めるそうです。
ところで、常々思うことがあります。
この「タイヤ公園」もそうですが、通称で呼ばれている公園って相当多いですよね? 本当は〇〇5丁目公園とか〇〇団地公園とか正式名称があり、きちんと看板もあるのに、子どもも地域住民も‶通称〟で呼んでいるケースです。
正式名称より呼びやすく、またそれだけ地域に愛されている証拠だと思いますが、おそらく「タイヤ公園」は日本全国に存在するのではないでしょうか? タイヤ遊具は全国にありますから、それぞれの地域に、それぞれのタイヤ公園があるに違いありません。
同じく「タコ公園」も日本中にあるかもしれませんね。タコを模した巨大なシンボル遊具がある公園は、どの地域でも決まって「タコ公園」と呼ばれているようです。
では、通称はどのように決められたのか――。共通するのは、公園のシンボルとなるモノが語源になっていることでしょう。タイヤ遊具もそうですし、タコの遊具もそう。変わったところでは、公園のなかにお墓があるため「墓場公園」と呼ばれたり、公園に生える立派な御神木から「御神木公園」と呼ばれたり。
まだまだユニークな通称をもつ公園が日本中にあるのでしょう。
でも、一番ポピュラーな名付け方は、公園の顔でもあるシンボル遊具から取るケースではないでしょうか。
何と言っても公園は、子どもの一番の遊び場ですから。
お問い合わせはこちら
/contact/