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空と雲と一体化した美しきデザイン――「スカイファクトリー」

2020年10月16日注目の納入事例
  

その公園は、見晴らしのよい高台にあります。天気の良い日には青い空と白い雲が目の前に浮かび、まるで山のてっぺんにいるような気分に。ほかにない抜群のロケーションは、自然とNittoの開発陣をワクワクさせるものです。

「こんな開放的な場所なら、誰だって思いっきり遊びたくなるだろうね」

遊具づくりにおいて、「どんな土地なのか」「どんな遊びが求められているのか」など、その土地や子どもの特性を大切にするのがNittoスタイル。とりわけ景観が素晴らしい公園では、なおさらそのメリットを活かすようデザインします。

なぜなら、遊具は街の景色として残るのはもちろん、そもそもNitto社員はみな自然が大好き!だからです。今回はそんな自然を活かした「空と雲と一体化したデザイン遊具」という事例のご紹介です。

空に浮かんだアスレチック工場!――「スカイファクトリー」

階段を登るにつれ空に近づいていく不思議な感覚がよぎり、そして遊具のてっぺんからは、はるか遠くに自分が暮らす街並みが臨める。

「お家はどこかな?」
そんな想いが湧いてきたところで、一気にすべり台を滑り降りる。思いっきり首を伸ばして、空を見上げながら。と、まるで空から舞い降りるような気分に――。そんな世界観をイメージして開発したのがコンビネーション遊具「スカイファクトリー」です。

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(空と馴染んだデザインが目を引く「スカイファクトリー全景」)

鮮やかな水色と白を基調にした、まさに空と雲を思わせるすっきりしたデザイン。赤や黄色などポップなデザインが多い公園遊具のなかでは、やや異質な印象を放つかもしれません。でも、この潔さが「この公園好き!」「カッコイイ」「楽しくなる!」といった評価をいただいています。

さて肝心の遊びに関しては、いろんなアイテムが詰まったコンビネーション遊具を採用していますが、そのコンセプトは「空に浮かぶ工場」。入り組んだ経路だったり、ちょっぴり足がすくむ高低差だったり、工場のなかをワクワクしながら探検する高いアスレチック性を目指しています。

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(バランス感覚&足腰を鍛える「ゆらゆらゾーン」)

写真の手前にある、花のようなステップが段々に続くアイテムは「ステップわたり」。飛び石の要領で足場を渡っていく、楽しみながらバランス感覚を鍛える遊具です。各ステップの間は絶妙な距離と高さに設定されており、簡単そうに見えて意外と難しく、クセになる面白さを備えています。

写真の左奥に見える「スリップボード」は、その名の通りツルツル滑る特殊な素材を採用した急坂。滑っても楽しい、登っても楽しい、新感覚のアイテムです。足場が不安定な「ゆらゆら吊橋」が上記2つのアイテムをつないでいるため、バランス感覚や足腰が鍛えられるゾーンになっています。

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(高いアスレチック性が楽しめる「踏ん張りゾーン」)

写真の手前にあるのは、曲がりくねったバーが特徴的な雲梯「カーブレールラダー」。その奥にはオリンピック種目となり今注目を集める、クライミング体験が味わえる「ロッククライム」、さらに奥には消防署にありそうな「すべりぼう」と続きます。

「1度も地面に降りないで頑張ろう!」
「いろんな遊びが続いてるから面白い!」

登ったり、ぶら下がったり、しがみついたり――。元気アイテムばかりを集積し、なおかつ工場を模して複雑につないだことで、豊富なアスレチック性を実現しています。

景観と一体化した美しいデザインはもちろん、遊びでも大満足なのが「スカイファクトリー」です。

遊びながら脳トレにもなる――「あそびっく」

今回の事例では「スカイファクトリー」だけでなく、合わせて幼児向けコンビネーション遊具も設置しています。見晴らしのよい高台という絶好のロケーションは、小さな子どもを持つ保護者の利用頻度も高いからです。そこで採用したのは、昔から幼児に人気のある「パネル遊具」シリーズ。

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(安定した人気を誇るコンビネーション遊具「あそびっく」)

小さな黄色いすべり台をメインに据え、そこへのアプローチとして階段と丸まった梯子という2パターンを採用。組み合わせはいたってシンプルです。ポイントは、2つの踊り場に設置した2種類のパネルにあります。

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(ついつい夢中で遊んでしまう「ちえのわパズル」)

すべり台の踊り場にあるのは「ちえのわパズル」。赤い輪っかを穴から穴へ移動させてゴールを目指します。自宅にはない大きなスケール感が幼児を夢中にさせる要因のようです。

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(幼児には難解?な「あみだくじ」)

もう1つのパネル遊具は「あみだくじ」です。大人はパッと見て分かるものが、幼児にはなかなか複雑なチャレンジになることも。「こうすればいいの?」「自分で考えてごらん」。遊びにきたはずが、いつのまにか脳トレになる遊具です。

景観を活かすのが得意な「Nittoデザイン」

冒頭でご紹介した「スカイファクトリー」は、空と雲と一体感を持たせるよう青と白のデザインを採用しています。もちろん見晴らしのよい景観を活かすためです。しかし「スカイファクトリー」の本質は子どもが元気に遊び回れる高いアスレチック性にあり、じつは10個ものアイテムを備えています。

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(工場をイメージして描かれた「スカイファクトリーのパース」)

子どもが思わず駆け寄りたくなる、極めて集客性に優れたコンビネーション遊具なのです。言い換えれば、「スカイファクトリー」を基本フォーマットにしつつ、公園の特性に合わせた様々なバリエーションが可能ということです。

例えば、都会のど真ん中にある公園ならポップなカラーにして「アーバンファクトリー」にしたり、木々が豊かな公園なら木目調にしてアウトドア感を強調した「マウンテンファクトリー」にしたり。

遊具がしっかりしているからこそ、デザインを変えるだけでいろんな公園にフィットするのがNittoを選ぶメリットです。


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