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Nittoは、地域性を活かした遊具づくりが得意です。

2021年02月19日注目の納入事例
  

全国津々浦々に遊具を収めているNitto。それこそ北は北海道の網走から南は沖縄まで、多くの子どもにワクワクと冒険をお届けしようと、日々全国を走り回っています。

全国をカバーするからこそこだわっているポイントが1つあります。それは「地域性」を重視すること。例えば、北海道と沖縄では気候はもちろん、住民ニーズや遊び方なども異なります。また、その土地ならではの風習や名物など、日本にはたくさんの個性が存在します。

「できることなら、その土地その子どもに合った遊具をつくりたい」
こんな風に考えるのは、遊具は子どもの遊び場、想い出となるだけでなく、地域の景観にもなるからです。

さて、先日もそんな地域性を採り入れた遊具を納入してきました。特殊な地形を大胆に活かしたデザインが印象的なクライム系の遊具です。

場所は、あえてここでは触れないことにします。設置の様子をご紹介しますので、「場所は何処だろう?」と想像しながら読んでみてください。

ダイナミックな公園です

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(山の裾野に広がる雄大な公園)

青空と山のコントラストが美しいですね。不思議なことに、空気がスッキリ澄んでいる様子が写真から伝わってきます。周囲には柵もなく、住宅がある気配もなく、まさに自然のど真ん中にある公園です。こんなに広々としたスペースなら、どんな大きな遊具でも設置できそうです。

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(組み立て開始!)

まっさらな敷地のうえで鉄パイプを組み立てています。写真奥には、すでに完成したのでしょうか、同じく格子状に組まれた黄色と緑の鉄パイプが見えます。さて、何をつくっているのでしょうか。

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(ドーンと現れたジャングルジム)

大きなジャングルジムです。隣には、それを上回るタワーが誕生しています。ピラミッドのような、もしくはテレビ番組にでも登場しそうな元気なフォルムに、今すぐにでもチャレンジしたくなる気分が沸いてきます。まだ設置の途中のため、最終的にどんな遊具になるのか想像はつきませんが、いずれにしてもワクワクしてくる存在感と大きさです。

そして、肝心の場所はと言うと...。遥か彼方に山並みが臨める以外は、これといったヒントはありません。黄色のショベルカーが活躍しているように、公園の敷地自体もまさに整備している最中のようです。

ドン!ドン!ドン!と3つの山が連なるド迫力

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(青空に映えるジャングルジム)

ジャングルジムのうえには、なぜか傘のような柱が建てられています。むしろこちらの方がピラミッドというか、山のような姿へと変貌しつつあります。その奥には先のタワーが見えますが、注目すべきは、さらに向こうに何やら山のような物体があること。

小さくて見づらいので、角度を変えてもう少し寄ってみましょう。

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(3つの山が連なる?魅惑のコンビネーション遊具)

壁に穴が空いたクライム系の遊具で、手前2つと比べるとやや小ぶりのようです。遠近感まで含めて計算すると、手前にあるジャングルジムを先頭に3つの山が連なる、まるで‶連峰のような遊具〟という全体像が浮かんできました。晴れた昼間ともなれば背後に控える山並みとシンクロして、じつに個性的な遊び場になりそうな予感がします。

それにしても、写真に見えるのは依然として空と山のみ。場所を知る手がかりは見当たりません。
一体どこなのでしょうね。

島に現れた!新たなクライム系遊具

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(スリリングな滑空と雄大な景色が自慢の「ロープウェイ」)

山型の遊具が3つ連なるだけでも十分にダイナミックなのですが、この公園にはまだまだ新たな仕掛けがあります。それがロープウェイ。かなりの長さがありそうですが、ここで気になるのが、写真の右奥に映り込んだ山の存在。誰もが知っている特徴的なシルエットをしています。

もしかして富士山?
というか、手前に広がるのは海?
とすると、ここは島?

「伊豆大島の特徴って何だろうと考えたとき、真っ先に頭に浮かんだのが火山でした。調べてみると、大島は3つの海底火山の力で生まれた経緯があり、それで3つのクライム系遊具をつなぐデザインにしました。またバームクーヘンと呼ばれる美しい地層も特徴の1つで、手足をかける穴の模様に採り入れるなど、とにかく伊豆大島らしいスケールの大きさ、そして美しさにこだわりました」

こう語るのは、今回の遊具開発に携わったNitto社員。ということで、ここは伊豆大島でした。さすがに景色がダイナミックで綺麗なはずですね。

「大島町メモリアル公園」は建設中です

ちなみに遊具が設置されたのは、海と富士山が一緒に臨める「大島町メモリアル公園」。ただいま建設中ですが、そのきっかけは2013年に起きた台風による土砂災害。その鎮魂、祈りの場、さらには災害を伝え続ける場をつくろうというコンセプトのもと、大島の発展や未来のシンボルとなる公園を目指しています。完成予定は2021年中とのことですので、完成したらぜひ訪れてみたい公園です。

なお遊具の全体像につきましては、下のパースをご覧いだくと良いかと思います。
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(伊豆大島の特性をふんだんに盛り込んだ「地層・火山コンビ」)

ジャングルジムや壁のぼりなど異なる3つの山をロープでつないで、登ったり降りたり渡ったり、友達と競争したり景色を眺めたりと、さながらトレッキングのようなクライム体験が味わえるという仕掛けです。

「やっぱり伊豆大島って素敵なところだよね!」
地元の子どもたちが伸び伸びと遊んで、いっぱい想い出をつくって、いつしか今回設置した遊具が街の景色の1つになると嬉しいですね。それにしても、大自然を手軽に満喫できる環境は羨ましい限りです。

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(伊豆大島からの夕景)


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