少年少女が冒険を繰り広げる小説といえば、「トム・ソーヤーの冒険」を思い出す方も多いのではないでしょうか。古くからテレビ放映されたり映画化されたり、その認知度は大人から子どもまでとても高く、名作の1つと言われています。
舞台は1840年のアメリカ――読んだことはなくても、川や森など自然豊かな風景が目に浮かんでくるのは、やはりトム・ソーヤーという言葉に不思議な響きがあるからでしょうね。
Nittoでは、この物語をモチーフにした遊具をつくっています。その名は「トムソーヤタウン」。3~6歳という、まさに冒険に興味を持ち始める子どもたちに贈る、小さいながら夢のある舞台です。
6メートル四方の大きな冒険
(3歳児の初めての冒険にぴったりな「トムソーヤタウン」)
二人同時に滑れるダブルスライダーなど、9つのアイテムを絶妙に組み合わせたコンビネーション遊具が「トムソーヤタウン」です。縦横それぞれ6メートルに満たないコンパクト設計ながら、滑る・登る・渡るといった遊びをバランス良く配置しており、ワンパクな子どもから人気を集めています。
「公園の遊具って、3歳の子どもには大きな森かお城のように見えるのかも」
とある保護者から、こんな話を聞いたことがあります。3歳の低い視点から遊具を見上げてみると、すべり台の踊り場はかなり高く、吊り橋は本物さながらの緊迫感があり、大人が普段見ている世界とはまた異なる迫力があることに気づいたとか。
特にいろんなアイテムが一か所に揃ったコンビネーション遊具ともなれば、その大きさや迫力は倍増することになります。小さな子どもにとって、遊具がお城に見えたり森のように映ったりというのは、あながち間違っていない見方なのかもしれませんね。
「トムソーヤタウン」の大きさは、縦横それぞれ6メートル弱。決して大きな遊具ではありませんが、子どもの冒険心を満たすには十分なサイズ。言い換えれば、マンションの敷地や小さな公園などにも設置しやすく、いろいろ遊びたい・遊ばせたい住民ニーズに応えるメリットがあります。
ところで、なぜトム・ソーヤーという名前を付けたのか――。上の写真では見えづらいアイテムの数々をご紹介すると、何とはなしにその理由が見えてきます。
冒険しながら筋力とバランス感覚を鍛える
(子どもの冒険心をかきたてるアイテム)
写真左から、壁登りのような体験が味わえる「クリフクライム」、縦横斜めを自由に渡る「グリッドロープ」、さらには飛び石を渡るような「ステップ渡り」とつづきます。どれも子どもの筋力を鍛え、バランス感覚を養う遊びばかり。でも、狙いはそれだけではありません。
冒険の旅に出れば、危険な壁をよじ登ることがあります。足場が不安定なシーンにも出くわします。飛び石を渡って川を超えることもあるでしょう。そんなシーンを子どもの視点に立って想像し、アイテムの組み合わせによって「冒険に満ちた世界」を表現しているわけです。
遊具は、設置する場所により雰囲気や遊び方など大きく変わってくるもの。同じ遊具でも、周囲がコンクリートか山かによって、違ってくるというわけです。例えば自然あふれる公園なら、子どもの目には「トムソーヤタウン」はより冒険的かつ大きな遊具として映るはず。
いっぱい遊んで心も身体も満足した帰り道。こんな言葉が、子どもから出てくるかもしれませんね。
「お家に帰ったら、『トム・ソーヤーの冒険』の絵本を読んでみようかな」
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