当HPにて何度かご紹介しているユニークな遊具があります。その名は「リンクミニ」。ウマやウサギなどの生き物、あるいは新幹線や消防車といった乗り物をモチーフに、小さな子どもがまたがって前後に揺れる、あの可愛らしい遊具です。
Nittoが得意とする遊具の1つであると同時に、多くの自治体のゆるキャラを活かしてオリジナルモデルをつくっており、「ここにしかない遊具」としても好評をいただいています。事例の一部を当HPにてご紹介していますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
Nittoのリンクミニは変幻自在!――「ゆるキャラ遊具②」
ところで、そもそもの話として、次のようなご質問を受けることがあります。
「もしご当地キャラをオーダーすると、どんな風に遊具が完成するのでしょうか」
確かに、製作プロセスを知っておいた方が安心しますよね。
ということで今回は、リンクミニを使った「ご当地キャラのつくりかた」を簡単にご紹介します。神奈川県座間市のマスコットキャラクター「ざまりん」に登場してもらいましょう。
公式HPによると、頭はひまわりの花びら、体はひまわりの種。つまり、ひまわりの妖精ということです。夏のひまわりのような元気な感じが表情にも現れていますね。この「ざまりん」を、子どもが乗れる遊具へと変身させるわけです。
まずはキャラクターの原画をもとに、「遊具にしたらどんなデザインになるのか」という完成図(イメージパース)をNittoのデザイナーが描きます。この段階で、例えば目をもっと大きくしたいとか、黄色をワントーン明るくしたいとか、お客さまのご要望を細かく確認しながら修正を加えます。
イメージパースが確定したら、協力会社にてスチロールで原寸モデルをつくります。ミニチュアでなく原寸という点がポイントです。公園に設置した際の大きさ、可愛らしさ、インパクトなどがより一層はっきりとイメージできるからです。
前から見た製作途中の一コマです。ざまりんの目や口のサイズ、位置を決めるため、印刷したパーツを貼って検討します。スチロール模型そのものには着色しませんが、すでに充分すぎるほどの‶ざまりん感‶がみなぎっています。
同じく、後方からの光景となります。こうして見ると、子ども用とはいえ割と大きいことが分かります。お客さまにはNittoの羽村工場までご足労いただき、形状確認などを行っていただきます。ご来社された場合、小さな修正ならその場で行いますので、スピーディーかつ細かな対応が可能となります。
一方、遠方のお客さまには写真をお送りしたり、ビデオ会議を行ったり、ご満足いただける手法にて対応いたします。現在は新型コロナの影響もあり、工場および社員はリモート体制を整えていますので、遠方でも安心してお任せいただけます。
形状が決定した後は、同じく協力会社にて量産用の型を製作して量産に入ります。さらにはNitto工場にて品質検査を経て、いよいよ公園デビューとなります。
ざまりんと子ども、しっかり輝いていますね! 夢中になって遊んでいる様子がうかがい知れます。ご当地キャラを活かしたオリジナル遊具を設置すれば、公園にとびきりの個性が生まれるのはもちろん、華やいだ笑顔があふれるようになります。
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