元気いっぱいの子どもたちは、暑かろうが寒かろうが、いかなる状況でも遊びたいもの。とりわけ遊びを覚え始めたばかりの乳幼児なら、興味のあることには時間を忘れて夢中になります。そんな姿こそ子どもの‶本業″である一方、近年は遊びに関して制約が伴うケースも少なくありません。
現在の新型コロナが最たる例でしょう。密を避けたり、接触を控えたり、ただ遊ぶにしても注意をしなければならないことが増えています。それは公園やグラウンドといった屋外ばかりでなく、屋内でも一緒のこと。例えば、家族で訪れることの多い「大型商業施設」もその1つ。
「新型コロナの影響から、商業施設にある屋内遊具を利用できない状況が続いております。保護者やお子さんのためにも、何とか開放して遊ばせてあげたいのですが」
とある商業施設から、こんなご相談をいただきました。ご要望としては、「子どもが屋内遊具で遊びつつも、密や過度な接触を避けるなどの安全対策を行いたい」というものです。Nittoにはいろんなタイプの製品があり、何かお役に立てることはないだろうかと社内で知恵を出し合ったところ、浮かんだのが‶とある製品のアレンジ″という手法でした。
今回は、「屋内でも安全に楽しく遊べる遊具フェンスパネル」という事例のご紹介です。
可愛いフェンスで、屋内遊具を優しく保護
全国各地にある大型商業施設は、今や単なるショッピングの場ではありません。家族で食事も楽しめるし、買い物もできるし、オモチャもいっぱい揃っているし。何より開放感ある広いスペースは、子どもにとってはちょっとした遊園地みたいなもの。
そして各階の広々としたフロアもまた、子どものお気に入りの場所でしょう。もちろん目当ては、フワフワの床やすべり台といった屋内遊具たち。独特の肌触りや質感が好きなようですね。
今回の遊具「フェンスパネル」の役割は、そんな屋内遊具の周囲をぐるりと囲むことで、密な状態を避けたり安全性を確保したりすること。もちろんフェンスといっても、工事現場で見かけるような無骨なモノでなく、商業施設に馴染むような可愛らしいデザインが必要です。
(屋内遊具を優しく取り囲む「フェンスパネル」)
フェンスなのに圧迫感がありませんよね。むしろ可愛らしさや遊び場の特別感を引き出すポイントになっているようです。ベージュを基調とした落ち着いた色合いや、上部が波のような柔らかなデザインが効いて、広々としたフロアにすっかり馴染んでいます。
フェンスパネルの組み合わせ次第で遊び場を大きくも小さくもできますし、また写真のようにカーブを描くこともできます。上部の凹凸は丸みがあり、子どもが転んでぶつかってもケガをしづらい設計です。加えて保護者などの荷物を掛けるフックという役割もあり、遊び場のどこでも寛ぐことが可能です。
写真からは伝わりにくいのですが、こちらの屋内遊具はかなり大きなものです。もう少し近づいてディテールを見てみましょう。
出入口も自由に設計できる「便利なフェンス」
フェンスパネルは一様ではありません。例えば「時計」を埋め込んだタイプもあります。ベージュ基調のなか緑がデザインにアクセントをもたらしています。
(デザインのアクセントにもなる「時計付きフェンスパネル」)
ちなみに時計はオモチャで、子どもが針を動かして遊べます。「12時まで遊んでいい?」「じゃあ、自分で合わせてごらん?」など、遊びながら時間を学ぶ親子もいます。
また写真手前にある、床に貼られたオレンジ色の案内が目立ちますね。「0~3歳」という大きな数字が目に付きますが、何と書かれているのでしょう。
保護者のみなさまへ ここは0~3歳までの遊ぶ場所です――。
遊び場のルールを明記しているわけです。確かに、面白いからといって対象年齢を超えた子どもで溢れては大変です。特に今のような時代ならなおさらでしょう。その点、フェンスパネルがあることで周囲との境界がはっきりするため、子どもがルールを守りやすくなる効果が期待できます。
(確実に仕切れるフェンスパネル)
中央に小さなすべり台、その奥には島のようなものがあり、黄色のベンチで囲ってさながらプールのような演出になっています。かなり大きな広場ですが、写真の通りフェンスパネルがしっかり周囲から保護しています。
なお、フェンス内の遊具はNitto製ではありません。あくまで‶現在使用している屋内遊具を優しく、可愛く保護″するのが「Nittoのフェンスパネル」であり、その手軽さと汎用性の高さこそがウリでもあります。
(出入口も自由に設計)
写真奥には「入り口」が設けてあります。フェンスパネルだから、遊び場の広さや形状に合わせてどこにでも自由に、そして簡単に設定できるメリットがあります。ちなみに出入口には消毒液を備えているほか、1時間に1回の清掃が入るなど抗菌対策もバッチリ。フェンスパネルの設置はもちろん、利用者のみなさんにより安全に、より快適に過ごしてもらえる工夫を凝らしています。
ところで冒頭で述べた通り、こちらの製品は‶とある製品″をアレンジしたものです。それは、Nittoが乳幼児のために独自開発した「りぐりぐ」というシリーズ。遊具とは言いつつも、子育て中のパパママの‶交流の場づくり″にも一役買うなど、ユニークなコンセプトにも注目が集まる製品です。
過去に当HPにてご紹介していますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
なぜ乳幼児向け専用モデルは人気なのか――「りぐりぐ」
近年は猛暑などの影響から屋内遊具を充実させる商業施設が増えています。今回のケースと同じく新型コロナに向けた「3密対策」「安全対策」に頭を悩ませている関係者も少なくないと思われます。そんななか、屋内遊具を可愛く囲える「Nittoの室内遊具フェンスパネル」はオススメです。
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