安全に遊べるか。環境に対応しているか。快適に過ごせるか――。公園の遊具は設置して終わりというわけでなく、遊ぶ子どもや近隣住民などの‶利用環境″まで考えるものです。遊具は屋外にあり自由に使えるものだからこそ、環境の整備もまたポイントになるというわけです。
公園の敷地を整備する――。これも1つの解答であり、いろんなメリットが期待できる「ゴムチップ舗装」が増えています。
いろんなメリットで利用環境をアップ
ゴムチップ舗装とは、地面をゴム素材で覆うものです。大きさや形は自由に選べますが、1つの遊具の周囲に施すケースが一般的です。
(遊具の利用環境をアップさせる「ゴムチップ舗装」)
ゴムチップ舗装にはいろんなメリットがあります。ゴムなのでクッション性に優れており、着地した際の衝撃を減らせます。つまり、身体に優しいということですね。継ぎ目の段差がなく転びにくいため、安全性もアップします。また土や砂と異なり清潔なため、転んだときの衣服の汚れ、さらには傷口の悪化を軽減させるといった効果もあります。
「都心の公園ほどゴムチップ舗装が増えていますね」
様々なメリットを確認したうえでニーズが高まっている――。この実態を裏返せば、ゴムチップ舗装は時代対応型の製品という側面もあるのかもしれません。
(ゴム舗装断面の参考図)
インクルーシブ遊具にもゴムチップ舗装
(公園や遊具に合わせた自由な施工)
敷地の一角のみゴムチップ舗装にしたり、雲梯の下だけに引いたり、あるいは築山に合わせて施工したりと、予算や利用実態に合わせて自由にデザインできます。
また砂や土でないということは、車椅子を利用する子どもや保護者のアクセスが楽になるという効果もあります。例えば、障害のある子も障害のない子もみんな一緒に遊べる「インクルーシブ遊具」では、遊具の周囲を広範囲にわたってゴムチップ舗装にしています。
(広範囲にゴムチップ舗装を採用した「インクルーシブ遊具」)
上記の写真でいえば、茶色の部分すべてがゴムチップ舗装となります。これだけ広いと、やはり安心して遊べますよね? 透水性が高くて水たまりができにくいうえに、土や砂と違って路面がえぐられず常に平らな状態なことから、車椅子はより快適に、そして遊ぶ子どもたちも汚れずに済むというわけです。
公園の利用環境が変化するなか、「都心に嬉しい。子どもに優しい。障害者に優しいゴムチップ舗装」が注目を集めています。
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