23日に開催された東京五輪の開会式――。いつも開会式は注目を集めるものですが、今回、なかでも話題となった1つが「人間ピクトグラム」でしょう。斬新なコスチュームをまとった人間が、さながらピクトグラムのように50もの種目を、しかも瞬時に演じわけたのです。斬新な発想と優れたパフォーマンスはまさに圧巻、多くの人々が魅了されたようです。
実生活においても、非常階段やトイレなど公共の場でピクトグラムを見かけます。もちろん公園にもあります。Nittoでも、主に健康器具の利用法を分かりやすく説明するためピクトグラムを用いています。それが看板型の「ピクトパネル」です。
正しく安全に使ってもらうための「ピクトパネル」
「この健康器具、どうやって使うのだろう?」
公園にはいろんな健康器具が設置されています。その多くは一目で利用法が分かるようデザインされていますし、事実、たいていの人は感覚的に理解し、すぐに利用できます。その一方、健康器具で重要なのは「正しく使ってもらう」ことにあります。
間違った使い方をすればケガをする恐れがありますし、また正しく使わないと、せっかくの運動効果も減ってしまいます。そこで、正しく安全に使ってもらうための説明文が必要であり、それが「ピクトパネル」というわけです。
(1点表示~3点表示まで揃えた「ピクトパネル」)
写真左のように1つを表示するタイプから、写真右のように3つまとめて表示するタイプまで、設置スペースや健康器具の数に合わせて選べます。ところで、具体的にはどのようなデザインになっているのでしょうか。1つご紹介します。
(背のばしベンチの「ピクトパネル」)
青と白のピクトグラムです。これだけでも利用法は十分に分かりますが、そこはやはり健康器具。「ゆっくりと背のばし運動をしましょう」「無理なく背すじがのばせます」など、下に文章を設けることで正しい使い方や運動効果などを説明しています。
さらにその下には、より安全に使ってもらうための注意事項を赤字で説明しています。公園にある健康器具はいつでも使えます。それだけにイラストと文字の両方をうまく配置して、昼夜を問わず利用者に正しい利用法をお伝えしています。
ちなみに、上のピクトパネルで描かれた「背のばしベンチ」の実物はというと――。
(安定した人気を誇る「背のばしベンチ」)
確かに、ピクトパネルの通りですね。左のイラストでは、ベンチに腰掛けて利用する姿が描かれています。一方で右のイラストは、ベンチの裏側に回って‶立った状態で背のばしを行う″ことが紹介されています。もしピクトパネルがなければ、立って使うことまでは思いつかない利用者もいるかもしれません。
なお、利用者により気づいてもらえるよう「利用説明ピクトシール」もベンチ本体に貼られています。いきなりベンチに腰掛けて運動を始めたとしても、そのシールに気づけば、「なるほど、こうやれば良いのか」と、その場で理解してもらえる仕組みです。パネルと異なり赤と白のデザインのため、目立つはずです。
「公園にあるピクトパネルって、便利だし親切なんですね」
Nittoにはいろんな健康器具があり、それに合わせたピクトパネルを用意しています。
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