子どもが大好きな遊具。例えばすべり台などもそうですが、大きくなればなるほどスピードや高さは増し、遊びはダイナミックになります。大きいことは、子どもが憧れる条件の1つかもしれません。
では、大きなジャングルジムはどうでしょう。
今回は、「豊かな緑のなかに現れた巨大な遊具」という事例のご紹介です。
ジャングルジムが中心のコロッセウム?
一口に「大きな遊具」といっても、高さがあるのか、長さがあるのか、幅があるのかなど、様々な捉え方があると思います。高さがあればスリリングになりますし、長くなれば体感する時間が増えますが、「ジャングルコロッセウム」は、トータルで大きいコンビネーション遊具です。
(大勢で遊ぶ光景が楽しそうな「ジャングルコロッセウムのパース」)
上のイラストが「ジャングルコロッセウム」の全体像を現わしたパースとなります。パースとは、お客さまに遊具の完成イメージを伝えるために作成する資料です。
「ジャングルジムはどれくらいの大きさなのか」「雲梯はどこに配置されるのか」「ジャングルジムの裏にはどんな遊具が置かれるのか」――。
斜め上空からの視点で描かれるため、特に多くのアイテムが配置された巨大なコンビネーション遊具などは、よりイメージが具体的に伝わります。
パースの通り、数えるのも難しいほど多くのアイテムが組み合わされていますが、メインとなるのは「ジャングルコロッセウム」という名前の通り、やはりジャングルジム。中央に大きな赤いジャングルジムが置かれ、それとつなぐように黄色のジャングルジムがあります。
上にも横にも斜めにも、そしててっぺんにもと、自由に動き回れるジャングルジム。大きければ大きいほど大勢の子どもが一緒に遊べますし、2つもあれば、さらに楽しさは倍増します。要塞のようなスケール感を醸しつつ、その一方でアスレチックの楽しさも伝わってきます。
そもそも「コロッセウム」とは、古代ローマ時代の円形闘技場のこと。この遊具も、中央のジャングルジムを囲むように様々なアイテムがぐるりと配置した‶円い遊び場″を特徴としています。
(赤いジャングルジムは遊具の司令塔?)
「あ、雲梯でみんなが競争やってる!」
中央のジャングルジムのてっぺんからは、周囲で遊ぶ友だちの様子が丸見え。広場を贅沢に使ったコンビネーション遊具ならではの冒険的な遊びが楽しめます。
「ジャングルジムの反対側まで行ってみようか!」
雲梯やポールや平均台といった各アイテムが円のように1つにつながっているため、コロッセウムを駆け回るがごとく、子どもたちはグルグルと遊べるわけです。
子どもの夢中を引き出す高い回遊性
(外周にはハードなアイテムがずらり)
ジャングルジムの周囲、いわば‶コロッセウムの外壁″を固めるのは、どれもが難易度の高いアイテムばかり。
例えば、「山型うんてい」は登っては降りてと、異なる握力や腕力が要求されます。それに続くのは、不安定な足場を渡る「ぐらぐら綱渡り」、さらには不規則に曲がったパイプ「にょきにょきポール」を登ったり、降りたり――。
意外とハードな設計になっています。大きなコンビネーション遊具ですから、1周すれば体力に自信のある子どもでも結構キツイはず。
でも、みんなで遊んでいると、不思議と夢中になってチャレンジしてしまうもの。
行く手を阻む大きな壁状のジャングルジムが外壁の一角を占める‶コロッセウム感″が、そうさせるのかもしれませんね。
子どもの体力不足が指摘される昨今、優れた回遊性で子どもを惹きつける「ジャングルコロッセウム」は、大勢で楽しめ、なおかつ体力アップが期待できるコンビネーション遊具です。
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