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「校庭に遊具を作りたい!」 3年1組の挑戦

2022年03月30日開発ストーリー
  

公園に置かれているようなぶらんこやすべり台などの遊具がある。ジャングルジムもある。大きなグラウンドがある。子ども達が集まって元気に遊んでいる。それが「日本の小学校の校庭」の特徴であり、実際にそうした校庭が一般的なため、「どこの小学校の校庭にも同じような遊具がある」ことが当たり前のように思われています。そんな中、独自の取り組みをした小学校があります。
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子ども達自らが企画したビッグプロジェクト
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関東地方のとある小学校、校庭にある大きなジャングルジムのような遊具には、個性的でかわいらしいクライミングウォールと、カラフルなすべり台がついています。実はこれ、総合学習で「校庭に遊具を作ろう!」というテーマに取り組んだ子ども達がプロデュースし実現させた遊具なんです。

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はじまりは一昨年のこと。当時の3年1組の児童が、総合学習の時間に地域を探検する中で公園の遊具
で遊ぶ機会がありました。一斉休校等の後だったこともあり、改めて「みんなで遊ぶのって楽しい!」「思いっきり外で遊びたい」と感じた子ども達。
その頃この学校では、安全面の配慮から校庭の遊具の一部を撤去した時期だったので、子ども達は「新しい遊具を考えたい」と発案しました。担任のI先生も、このチャレンジを全力でサポート。以後、授業の中で、実現に向け取り組みが続けられることになりました。
子ども達は全校生徒や先生からアンケートをとり、何度も議論し合い、遊具のデザイン画や計画書を作りました。子ども達の活動を知った同窓会や町内会の方々も、資金の調達方法を考える等して支援をしてくれたのだそうです。

私達日都産業は、嬉しいことに、この遊具づくりにメーカーの立場からアドバイスするという形で過程から係わることができました。ある日の授業では、新たに取り付けるのは「すべり台」と「ロープウェイ」のどちらが良いかをめぐって子ども達の議論が白熱していましたが、じっくり時間をかけて、お互いの意見や気持ちを理解したうえで結論が出されていました。

このようにして、昨年3月には、この小学校のマスコットキャラクターを描いたクライミングウォール
の取り付けが完了。そして11月には、すべり台も、設置することができました。
すべり台が設置された日には、待ちに待った子ども達が駆け寄り、列になって遊びだしました。
その中には、運動が苦手でこれまでジャングルジムに登れなかったという子の姿も。驚いた友達や先生が固唾をのんで見守る中、その子は、ゆっくりと、慎重に一番上まで登り切り、すべり台で滑り降りることができたのでした。

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この小学校の子ども達のプロジェクトに携わることで、先生や子ども達から遊具に対する熱い思いを受け取り、私達も負けないように遊具を愛して作っていこうと気持ちを新たにすることができました。
日都産業はこれからも、子ども達の遊びを応援します。
最後に、旧3年1組の皆さん、関係者の皆さん、ありがとうございました。

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